62-0311 史上最大の戦い
- 伝道者:ウィリアム・ブランハム
- アメリか合衆国インディアナ州ジェファーソンヴィル
- 録音番号:62-0311
- 年:1962
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ありがとう、オーマン兄弟、主の祝福がありますように。兄弟の皆さん、おはようございます。この朝、思いがけず、ここにいることができて嬉しいです。皆さんも、わたしが今朝ここにいて、ちょっと驚いたのではないですか? わたしがちょうど読み物をしていたところ、(ありがとう)主がわたしの心に、何か、教会で伝えるべきことを送られたように思いました。そして、今がそれをするときだと思いました。この日曜日に、ここにいることになるとは思わなかったので、すでに皆さんに、メッセージをお伝えすると知らせておきました。神がそうさせてくださるなら、来週の日曜日にそのメッセージを話したいと思います。多分、かなり長い話になると思います。12時半か1時くらいでは終わらないでしょう。それは、ずっと心にためておいたことで、いつか時が来たらおおやけに、皆さんに説明しなければならないと思っていたことです。それは、どうしてわたしが宣教の分野で活躍しなくなったかということです。あちこちに行って宣教は続けていますが、思うような成果が上がっていないのです。ですから来週の日曜に、主が望まれるなら、じっくりと時間をかけて、その理由をお話ししたいと思います。今何が起こっているのか、聖書的に説明しましょう。間も無く、海外かどこかへ行くことになると思いますが、神がどこに行くように望まれているのか分かるまで待っているところです。
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2、3日前の夜中に電話が鳴り、病院にいる夫人のために祈ってほしいと依頼を受けました。その夫人とは・・・(わたしはその夫人の名前を忘れてしまいましたが、確か、この教会のジェームズ・ベルさんの友人のシェファードさんと言っていたような気がしました。ベル姉妹は、とても忠実な、良い黒人の姉妹です。)それで起き上がって、跪き、(電話で起こされた)妻に、「シェファードさんのために祈ろう。彼女はジェームス・ベルさんの友人だそうだ。」と言いました。3
それから彼女のために祈りました。次の日の10時か11時頃、ビリーから電話がありました。それで、病院にいるのがシェファードさんではなく、ベルさんだということがわかりました。彼女は重体だというので、急いで病院に駆けつけましたが、すでに亡くなった後でした。主が、ベルさんを召されたのです。4
ベルさんは何年も忠実にこの教会に通っていました。彼女の夫のジェームズとわたしは、父と一緒に働きました。30年かそれよりも前のこと、一緒にペンシルバニアからここのコルゲートまで馬を走らせたものです。わたしたちはベル姉妹が好きでした。彼女はおおらかな女性でしたから。5
彼女は急性胆嚢炎で病院に行ったが、かかりつけ医がたまたま不在で、別の医師が診察して緊急手術をすることになったが、彼女は手術に持ちこたえられなかったと聞いています。わたしが思うに、かかりつけ医だったら手術はしなかったのでしょう。彼女は大きな体格で、胆嚢の状態は悪く、それに胆石もあったのだと思います。前にも何度か同じ症状が起こりましたが、その都度主が治してくださっていました。しかし今回は・・・いろいろなことから推測して、神が、ベル姉妹を召されたと言っていいと思います。これが彼女に定められた最期であったと。6
電話がかかってきたとき、わたしはシェファードさんのために祈るのだと思いました。シェファードさんが誰か知りません。もしかしたら、今朝ここにいるのかもしれませんが、会ってもわからないでしょう。でもシェファードさんだと知らされていたので、このようなことになりました。もしそれがベルさんだとわかっていたら、即座に駆けつけて、とりなしをしていたことでしょう。すると結果は・・・でも多分神は、それを望まれなかったのでしょう。だから、神を愛する者たちには、すべてのことが善に働くという言葉が当てはまります。ベル姉妹は主を愛していました。彼女は良い女性でした。7
彼女はわたしたちの仲間です。ここには人種による線引きは存在しません。神の家族は、赤も茶色も黒も黄色も白も関係なく、キリストの兄弟です。わたしたちは彼女を愛し、彼女が会堂にいなくなったので寂しく思います。後ろの隅の方で、「アーメン」と張り上げるだみ声が聞こえなくなると思うと寂しいです。彼女を家まで送って行く途中、彼女がどれだけ主イエスを語ってくれたことか。(数分前に知ったのですが、)今度の火曜日にこの教会で彼女の葬儀が行われるそうです。1時からです。わたしとネヴィル兄弟が、葬儀の責任者になると思います。
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仲間が一人欠けましたが、ベル姉妹に敬意を評して、立って祈りましょう。頭を下げてください。いのちの神よ、いのちを与え、取り去られるお方よ、老いたヨブが言ったように、「主は与え、主は取り去りたもう。主の御名は褒め称えられるべきかな。」何年か前に、あなたはベル姉妹を、わたしたち神の偉大な共同体の仲間に加えてくださいました。彼女が、歌うことが大好きだったこと。それに証しするのも大好きだったこと。聖霊に満たされると大声をあげて叫ぶことができたこと。彼女がわたしたちに与えてくれた感化のすべてをあなたに感謝します。彼女はイエス・キリストの福音を恥としませんでした。福音は、彼女にとって、救われるための神の力であったからです。彼女の年月が尽きたことを見ると、わたしたち皆、あなたに応じなければならない時が来るのがわかります。この朝、あなたは彼女を、わたしたちの元からあなたの元へと移されました。わたしたちもここを離れたなら、確かに、あなたもの元にいることになります。
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神よ、すべてをあなたに感謝します。彼女の夫でありわたしの友人であるジェームスと、彼女の息子、娘たちを祝福してください。軍隊に属している彼女の息子がドイツから、地上での最後のお別れをするために戻って来ます。この朝、どれほど心を痛めていることでしょう。主よ、彼のために祈ります。祝福してください。ジミーを祝福してください。家族を養うために、どれだけ汗水流して働いてきたことでしょう。この素晴らしい家族がばらばらにならないことを祈ります。対岸の地で、家族の輪が結束しますように。主よ、わたしたちが武装して身を引き締めて、戦いに臨むことができますように。戦力が、先週より一人少なくなりました。どうか、わたしたちを支え、力づけ、助けを与えてくださいますように。そしていつの日が、わたしたち全員が、対岸の地で集うことができますように。イエスの名によってお願いします。アーメン。
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旅立った姉妹の魂が平安を得ますように。火曜日の彼女の葬儀に説教したいと思います。誰でも来たい方は参加してください。ネヴィル兄弟が準備します。
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さて、今日はそれほど大勢ではないので、スローター兄弟姉妹のために席をもうけることができるかもしれませんね。わたしは連絡を受けましたよ、スローター姉妹、あなたのために祈る・・・別のスローター姉妹のことです。野兎病を患っているジーン・スローター姉妹の方です。彼女は確かに重体ですが、わたしたちは神に信頼しています。12
さて、聖書を読みます。今朝は、じっくりと教えの時間をとりたいと思います。アリゾナから戻ってきてから、喉がちょっと痛いのです。来週の日曜日は忘れないで。ビリーがすでにお知らせを送ったと思うのですが、来週は長い集会になるでしょう。だから早めに来てください。9時半には、いえ、10時には始めたいと思います。そして多分・・・終わるのは12時半か1時になるでしょう。3、4時間の集会になります。聖書のいろいろな箇所を引用しますから筆記用具を持って来てください。もし質問があったら聞いてください。説明できると思います。できる限り助けになりたいのです。
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まず聖書を読みましょう。3箇所から聖句を取り上げます。(書き留めたい人やペンを持っている人は用意してください。)まず、第1ペトロの5:8-10、エフェソ6:10-17そしてダニエル12:1-14です。14
さて、時間をかけてじっくり読みますが、(皆さんにじゅうぶんな席がありますから・・・あ、それでも何人かは後ろの方で立ってますね)できるだけ早く済ませて、皆さんを解放します。それから病人のために祈りましょう。ここに重い病気の女性が来ています。昨日彼女は重体でした。彼女のために祈る前に、まず彼女に聞いていてもらいたいのです。この女性の状態が、どれほど悪いかわかっています。しかし、わたしたちには、あらゆる病に勝利する力をお持ちの、偉大な天の父が味方についておられます。
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ここにちょっとした記事があるのですが、(ウッドさんに読んでもらえないか頼んだのですが、彼女が遠慮したので)わたしが話します。ある医師が仰天したという記事です。彼は神による癒しに批判的で、それに関する話は、彼の病院でご法度でした。看護師も同様。そこに一人の癌患者が来ましたが、彼のところでは処置のしようがないので、別の病院にその患者を送ったところ、その病院でもお手上げだということで、また彼のところに戻って来ました。16
癌は乳房にできていて、ひどい状態でした。皮膚はただれ、癌が乳房の深部、肋骨の方まで冒していました。どんな状態かわかるでしょう?(今朝はここにノルウェイからの医師の友人が座っていますね。)手術の手筈が整い、患者から乳部摘出の決心を確認しました。流血を伴う仕事なので、あらゆるキットを準備しました。看護師が患者の女性の準備を整えて手術室に連れて行き、それから戻って、医師と助手が摘出に必要な器具を持って来ました。タオルやら色々なものを敷いて、いざ開始と、医師が振り向くと・・・
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患者の夫が、部屋の隅に居て祈ってもいいか尋ねました。彼はホーリネスの宣教師でした。彼は患者の足元の方に座って祈り始めました。もちろん、医師は、彼が手術室にいることを不快に思いましたが、見ていなければ大丈夫、彼は失神しないだろうと思いました。18
彼が座って祈っていたところ、部屋に羽ばたくものが入って来ました。それから医師は摘出のために、胸に置かれたパックを一つ一つ取り除き始めました。すると、胸には傷ひとつありませんでした。傷ひとつなかったのです!彼は、「癌は動くんだっけ?」と言いました。それから彼は・・・看護師は証しをしました。二人とも、今では聖霊に満たされて主に仕える者になっています。19
ひとつの傷もなかったのです!ホルブルック医師自身が証ししています。「1分前には、女性がそこに寝ていて、看護師もいて、巨大な癌が乳房を押し出そうとしていたのに、1分後には、一つの傷も無くなっていました。」これはアメリカの優秀な医師の一人の証言です。教会の執事でもあった彼は、その時納得させられたと言っています。わかりますか、教会とは、ただ行って何か良いことを学ぶ場所だと、多くの人が考えています。友よ、それは違います!神は神であられます。神はかつてそうだったように偉大なお方で、これからも変わらずに偉大なお方です。そしてわたしたちは、神を愛しています。
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さて、第1ペテロの5章8節から10節を読みます。「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。
硬く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通ってきたのです。
あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあってその永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。」
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神は褒め称えられよ!今度はエフェソの6章10節から17節まで読みます。
「終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。
悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。
私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗闇の世界の支配者たち、また、天にいる諸々の悪霊に対するものです。
ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。
では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、
足には平和の福音の備えをはきなさい。
これらすべてのものの上に、信仰の大盾をとりなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。
救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える劔である、神のことばを受け取りなさい。」
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さて、ダニエル書に移ります。ダニエル書12章の、ちょっと長いですが、1節から14節まで読みます。「その時、あなたの国の人々を守る大いなる君、ミカエルが立ち上がる。国が始まって以来、その時まで、かつてなかったほどの苦難の時が来る。しかし、その時、あなたの民で、あの書に記されている者はすべて救われる。
地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者が目をさます。ある者は永遠のいのちに、ある者はそしりと永遠の忌みに。
思慮深い人々は大空の輝きのように輝き、多く者を義とした者は、世々限りなく、星のようになる。ダニエルよ。あなたは終わりの時まで、このことばを秘めておき、この書を封じておけ。多くの者は知識を増そうと探り回ろう。
私、ダニエルが見ていると、見よ、ふたりの人が立っていて、ひとりは川のこちら岸に、ほかのひとりは川の向こう岸にいた。
それで私は、川の水の上にいる、あの亜麻布の衣を着た人に言った。『この不思議なことは、いつになって終わるのですか。』
すると私は、川の水の上にいる、あの亜麻布の衣を着た人が語るのを聞いた。彼はその右手と左手を天に向けて上げ、永遠に生きる方をさして誓って言った。『それは、ひと時とふた時と半時である。聖なる民の勢力を打ち砕くことが終わった時、これらすべてのことが成就する。』(ここでストップしておきましょう。』
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これらの聖書のことばから、題目といえるようなものをつけるとしたら、「史上最大の戦い」にしたいと思います。24
さて、今朝このテキストでお話できることになったいきさつを話すと、この教会の何人かの理事といっしょにアリゾナに行き、戻って来たばかりのところです。本来はフェニックスのシェリット兄弟の教会で集会を開くことになっていたので行ったのですが、行ってみるとある兄弟がテント集会を開いていました。それで、わたしは集会を開くことに気が引けたので、それなら日曜日の午後に集会を開くことにすれば、教会の人たちを煩わせずに済むと思ったのですが、その兄弟が日曜の午後もテント集会を開くことがわかりました。それで集会を開くことがちょっと心配になってきました。それでわたしたちは、その日は(狩に)出かける代わりに町に行ってアレン兄弟の集会に参加しました。(A.A.アレン兄弟が集会を開いていたのです。)アレン兄弟は力強い説教をしました。アレン兄弟の説教を聞くことができて、それに歌も素晴らしくて、とてもよい時間を過ごすことができました。25
それから、道を走っている間ずっと、わたしたちは主の御手を見ていました。わたしたちがどこに行っても、主イエスがともにいてくださいました。人里離れて、ひとりでいられるのはなかなかなものです。特に砂漠にいるのは。ひとりでそのような場にいたことがあれば、それがどんな感じかわかるでしょう。何かひきつけられるのです。思うに、それはわたしが、人里離れたところが好きだからでしょう。敵の力が及ばない、圏外だからです。26
今までのところ、悪魔は、わたしたちが隙を与えなければ、ほとんど無害です。レギオンから追い出された悪魔たちを覚えていますか? 彼らはもっと悪さがしたくて豚の群れに入りたがりました。悪魔は、誰かを利用して、何か悪さをしなければならないのです。一方神も、わたしたちを求めておられます。神の働きは、わたしたちの従順にかかっているのです。27
この旅行の間に多くの夢を見ましたが、主イエスはそれら一つ一つの夢に正確な解釈を与えてくださいました。それから主は、わたしたちの狩を導いてくれ、どこに獲物がいるか教えてくれ、頼もしいかぎりで、実に素晴らしい時をともに過ごしました。みんなから何キロも何キロも離れた場所にキャンプを張って、ごつごつした岩のへりに囲まれた焚き火がチラチラ燃えるのを眺めているのは、ああなんとも言いようがないものでした。
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そこにいたひとりの兄弟は、ずっと妻との関係に問題を抱えていました。14年くらい前のことです。彼の妻はわたしの集会にいたのですが、わたしが頭を下げてと頼んだ時に、彼女は頭を上げたままでいました。壇上にいる女性から悪霊がなかなか離れなかったので、皆に頭を下げるよう頼んだのですが、彼女はそれに従わなかったのです。それで、壇上の女性から離れた悪霊が彼女に入りました。それ以来彼女はひどい状態で、精神も狂い、まともなことができなくなりました。例えば、彼女は夫と暮らしていながら、夫を捨てて他の男と結婚しておいて、そんなことするはずがないと言い張りました。29
それで彼女は診断を受けて、なんと言うんでしたっけ? 記憶喪失? どんな病名だったにせよ、それで正解ですか、ドクター? 彼女の症状はそんなものじゃなかったのです。原因は霊的なことです。その女性はわたしの友人だったのですが、あの集会以来、わたしを故意に憎むようになりました。(どうしてだかわかりますよね。)しかし彼女の夫が訪ねてきて部屋で一緒に祈った時、聖霊が降りてきて、それで決着がつきました。その夜、聖霊が彼女の夫の夢に現れ、彼はその夢が冗談だと思ったそうですが、しかしそれは妻が癒されるための答えだったことがわかりました。聖霊はどのように働かれることか!ノーマン兄弟や仲間たちとツーソンに行く途中、主はまた大きな力強いことをしてくださいました。そしていろいろな事を明らかにしてくださいました。ある夜、これが話の結末ですが、わたしはウッド兄弟とソスマン兄弟と一緒に立っていました。夜の10時くらいでした。夜空を眺めているうちに、大きな畏れに包まれ、こう言いました。「見て、偉大なる天の軍勢。すべてが完全に調和している!」
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ウッド兄弟が言いました、「あの小さな二つの星は、お互いに近づきあって、まるでひとつの星のように輝いている。」31
わたしは答えました、「でもウッド兄弟、あの北斗七星は、(小熊座や大熊座)目で見ると5センチくらいしか離れていないみたいだけど、科学的には、私たちのところからあの星までの距離ほど、お互いに離れているんだよ。もしあの星が地球まで旅すると、時速何千マイルとして何百年もかかるだろう。」「膨大な宇宙体系の中で、望遠鏡で見えるのは、120,000,000光年先までだそうだけど、まだ、たくさんの衛星や恒星が広がっているんだそうだ。それらを神はひとつひとつ造られ、それらの真ん中に神がおられるんだ。」32
それから続けて言いました。「いつか天文台で、星座を見ていたんだけど、まず初めは乙女座、それから蟹座が通過して、最後は獅子座が登場。キリストは、乙女から生まれ、再臨されるときは、ユダ族の獅子として来られるんだ。」「一生懸命星座を見ようとしたんだけど、なかなか見えないんだ。だけど間違いなく存在している。よく調べた人たちが、その存在を知っている。ヨブは見たし、昔の人は見ていたし、星座が聖書の役割をしていた時代もあるんだ。何百万光年も、何億光年もの膨大なスケールの真ん中に、神はおられ、わたしたちを見ておられる。あの星の中には、パウロもいるし、母もいて、わたしたちを見ているんだ。」33
それからわたしは、天の軍勢の秩序について思いを馳せました。どれ一つとして持ち場を離れることなく、きっちりと時を守っています。これが神の軍隊です。兵士のことを考えました。例えば、もし月が軌道を外れたら、ものの数分で地球は水で覆われ、太古の状態に戻ってしまいます。地は混沌であって、闇が深淵の面にあった状態です。もし月が動くことがあるなら、同じことが起こります。月がちょっとでも揺れ動いたら、それに合わせて地球の海の波が上がったり下がったりするでしょう。神の偉大な軍隊です。34
神の偉大な軍隊について思いを馳せながら、寝床に入りました。それから、何一つ持ち場を離れることがなく、与えられた場所を守っていることを考え始めました。もしどこかで動きがあるのなら、それには理由があり、地球に影響を与えます。今も星の移動が行われていて、その影響を受けています。星の動きは、あらゆるものに影響を及ぼすのです。35
それから今度は、もし偉大な天の軍勢が、全体の秩序を守るために持ち場についているのなら、地上の軍勢が混乱しているのはどう影響するのかを考えました。一人が調子を崩したら、どう全体の秩序に影響するのでしょう。一人が調子を崩したら、神のご計画全体に狂いが生じます。わたしたちは霊の指示に従う努力をし続けるべきです。36
今朝は、神に願って、癒しの奉仕をおこないたいと思います。今この会堂に集う一人ひとりが、聖霊による調和の中に入り、それぞれが割り当てられている役割を守るようになるなら、そのような調和の中で、魂も体も自然と癒されることでしょう。37
初めに話したように、ホルブルック医師が摘出しようとしていた癌がその女性から、・・・神はパタパタと羽ばたきの音を立てて病院に入り、一つの傷も残さず、女性から癌を取り去って行きました。同じ神が、ここにおられることがわからないのですか!? ただ一つ、神が待っておられることは、神の軍隊が、天の星たちのように、配置につくことです。38
世界では戦争があちこちに起こり、戦争の噂も上がっています。地球が持ちこたえるなら、もっと戦争が起こるでしょう。でも、宇宙全体で、二つの勢力しかないことを気づいていましたか? 国家間の紛争、相違、あらゆる不和は、元をたどれば、二つの勢力が原因しているのです。存在しているのは、二つの勢力、二つの王国だけです。他の細かな勢力なども、二つのうちどちらかの勢力に属しています。神の勢力かサタンの勢力です。あらゆる戦争や混乱やらあらゆるものが、二つの勢力の軋轢から起こります。神の力に支配されるか、サタンの力に支配されるかどちらかです。それは、いのちの力と死の力とも言えます。二つの勢力です。39
サタンの力といっても、それは神の力を悪用したものです。サタンには本当の力はないので、神の力を捻じ曲げて利用しているのです。死は、いのちの逸脱です。嘘は真理の誤用です。不貞は正しい行為の堕落です。わかりますか。サタンが所有するすべては、邪道に陥っています。それでも、力ではあります。ここに集うわたしたちは、どちらかの勢力に支配されることになります。だから悪の勢力を追い出しましょう。天の星が秩序をもって配置しているように、わたしたちも配置につきましょう。
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ユダの書で、「わが身の恥を泡に吹き出す海の荒波、永遠に暗闇が待ちもうける迷い星」とあります。わたしたちは迷い星になりたくありません。これは正しいかしら、それは正しいかしら、それは本当に起こるのかしら、などと迷わないでください。天の星のように、本物の兵士として、配置部署に就きましょう。部署に就いたら、信じて踏みとどまるのです!いのちか死のどちらかです。41
実際の軍隊は、国が別の国に対して戦いを仕掛ける前に、それが正しい決断かどうか、勝てるかどうか吟味すべきです。イエスがそのことを教えてくれました。もしそれをするなら、もし両サイドがしっかりとそれらのことを検討するなら、戦争は無くなるかもしれません。しかし、もしそうしないなら、軍部が会議を開いて自分たちの正当性、戦いの動機や目的が正しいか検討せず、相手国に勝てるだけの力があるか吟味しないまま、戦争に突入するなら、必ず負けます。
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カスター中佐の致命的失敗はそこにありました。わたしが知るところでは、カスター中佐は、スー族の土地に入ってはならないと政府から命令を受けていたそうです。スー族の宗教儀式の時だったからです。彼らは宗教の祭りを行なっている最中でした。しかしカスターは酔っ払っていて、命令があろうがなかろうが、どうでもいいからやってしまえと考え、彼らの土地に侵入しました。実際何人かの無実のインディアンを殺害しました。銃で撃ち殺したのです。彼らは祭りの食料を得るため狩に来ていた٪٨-شたちだったのでしょう。カスターは彼らを見て、追いかけられていると思い、彼らを撃ちました。逃げ延びた斥候は、戻って何をしたでしょう? 武装してやって来ました。そしてそれがカスター中佐の最期となりました。彼が戦う前にしっかり検討しなかったからです。彼には関わりのないことであったし、スー族の土地に侵入する権利もありませんでした。東海岸から大陸横断して西海岸まで、彼はインディアンを追いやって行きました。協定が結ばれていたのに、彼は協定を破りました。協定を破った時点で、彼は戦いに負けたのです。
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軍隊は、戦いの準備の前に、まず兵士を選ばなければなりません。戦いのための装着と訓練をしなければなりません。わたしが信じるところでは、今、史上最大の戦いの火蓋が切られようとしています。わたしが信じるところでは、神は兵士の選別を始め、戦いの備えをさせ、訓練させておられます。戦いの前線は決められ、開始を待つ状態に入っています。44
大戦の初めは、天で行われ、ミカエルと味方の天使が、ルシファーと彼の天使一党と戦いました。初めの戦いは天で起こりました。だから、戦いの起源は地上ではなく、天なのです。ルシファー一党は、天から放り出され地上に落ち、災いが人に降りかかりました。それから天使の戦いは、人間の戦いになったのです。サタンは、神の創造物を破壊するために来ます。神がご自分のために造られたものを、サタンは破壊しにやって来るのです。サタンの目的は、破壊することです。それ以来、地上において、わたしたちのうちにおいて、戦いが始まり激しさを増しています。45
さて、軍隊を配備する前に、戦う場所を決めなければなりません。第一次世界大戦では、いわゆるノーマンズ・ランドという無人地帯が、戦う場所として選ばれました。イスラエルがペリシテ人と戦ったときには、谷を挟んだ両側の丘にそれぞれが陣地を張りました。ゴリアテがイスラエル軍に挑戦したのは、この時です。ダビデは、彼に対抗するために谷を流れる小川を渡り、その際に小石を拾いました。戦う場所は、選ばなければなりません。
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共有できる場所であり、ノーマンズ・ランドと呼ばれる、誰にも属さない場所で、戦います。ここで一戦交え、あっちで一戦交え、向こうでも、というわけにはいきません。両者が力を試し合う、共通の場所が前線となります。このことを忘れないでください。地上で大戦が始まるとき、共有できる場所が必要となります。戦い開始のため、激戦のための場所を選ばなければなりません。そしてその戦地は、人の頭の中にあるのです。ここが戦いの始まる場所です。なぜかというと、物事の判断や決定は、頭の中でおこなわれるからです。
戦いは組織から始まるのではなく、技術的な事とも関係ありません。組織は、神の働きをすることはできません。なぜなら、敵と対峙する戦場は、頭の中にあるからです。あなたは自分で判断して戦わなければならないのです。
ここにいる深刻な病気の少女に、真剣に聞いてもらいたいのです。
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判断は頭の中でおこなわれるのです。サタンがあなたに攻撃を仕掛けるのはここです。神は人を、このように造られたのです。ここにあるわたしのノートを見ればわかりますが、図が描いてあります。黒板があればそれを描いて見せることができるのですが。人は麦粒のようなつくりになっています。つまり人は種です。身体的には、あなたは父と母の種で、いのちは父から、果肉は母から受け継いでいます。二人がひとつになって卵と血液が合体しますと、血球の中のいのちが成長して子になります。
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種は殻に覆われています。殻の中には果肉があり、果肉の中には胚芽があります。わたしたちも同じように、体と心と霊でできています。殻に当たる部分が体で、体の中には意識だとかのある心があり、心の中に霊があります。霊が心と体を支配します。49
皆さんが帰ってから家で三つの円を描いてみたら、もっとはっきり分かるようになると思いますが、三つの円の外側にあたる、体には、五感があります。視覚、味覚、触覚、臭覚、聴覚です。この五感が体を管理しています。体の中には心があり、想像、良心、記憶、理性、感情の五つによって、心は作用します。そして円の一番内側にあたる、霊には、一つの感覚しかありません。その感覚が、信仰か疑いかのどちらかを支配するのです。霊には一つの通り道しかなく、疑うか信じるかを選択する自由が、あなたには与えられています。そして選択の結果があなたに影響を与えます。だからサタンは初期段階において、あなたの霊が神のことばを疑うように仕向けるのです。神は初期段階において、あなたの霊の中に神のことばを置きます。さあ、戦いの開始です。
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もしこの教会が、たった今、結束を固めて誰一人として疑うことなく、皆が一つに協調するなら、5分も経てば弱い人が一人もいなくなり、誰一人漏れることなく、皆が聖霊を受けます。その大切なことを選べさえすれば!51
さて、戦いが始まる場所は頭の中です。覚えておいてください。これはクリスチャンサイエンスではありません。神のことばであるいのちをあなたの心が受け入れると、いのちが生まれます。思考だけではそうはなりません。クリスチャンサイエンスが言うように、神のことばが、あなたの思考回路に入ったからといって、違います、思考ではないのです。そうではなく、心が神のことばを受け入れて把握するのです。心は何に支配されていますか? 霊によってです。霊が神のことばを捉えることによっていのちを受けます。するとあなたは生きるものとなるのです。ああ、兄弟よ、いのちがあなたのうちに入ってくると、神のことばは、あなたをとおして実現するのです。「あなたがたがわたしのうちにおり、わたしのことばがあなたがたのうちにあるなら、望むものを何でも願いなさい。そうすればかなえられる。」
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それでは、どのようになるのですか? 心の真ん中からいのちが生じてあらゆる径路に栄養を送るのです。問題なのは、わたしたちがその事実を疑って、流れを妨げることです。疑うことをやめて、神のことばが自由に流れるに任せなければなりません。これが人の内側で起こることです。大切なことは内側で起こります。サタンが攻撃を仕掛けてくるのも、人の内側に対してです。53
「わたしは盗みを働かないし、酒も飲まない。悪いことはしない。」そんなこと関係ありません。大切なのは内側なのです。どんなに良い人で、道徳的で、正直でも、これらのことは尊敬に値しますが、イエスが言われたのは、「人は新たに生まれ変わらなければ、神の国を見ることができない。」わかりますか? 人の内側で変化が起こらなければならないのです。そうなっていないのなら、表面的にとり繕っても、心の底では欲望を抱えているのです。54
とり繕いでは駄目です。本物でなくては。神のことばは、自由意志によって選択したたった一つの通路を通って、あなたの心の中に、考えという形で入ってきます。「人は考えるところのものである。もしこの山に向かって『動け』と言い、心の中で疑わず、言ったとおりになると信じるなら、言ったとおりになる。」わかりますか? そうです。戦場はそこにあるのです。55
まずそれを始めるべきだったのです。なのにわたしたちは、神のために何かをしたいのですが、結果がどうなるか心配してしまうのです。ここにいる少女が、生きられるか心配していることは明らかです。彼女は直ることを願っています。他にも大勢、直ることを願っています。それなのに、あの医師のように、死者が生き返るという、神のすごい御業がなされたことを聞くと、心配になってくるのです。結局のところわたしたちは、これらの感覚を通して、何か分別のようなものに頼ろうとしているのです。56
多くの人が多くの場合、みことばを間違って解釈しています。罪人に回心を呼びかける行為で、わたしも誤解を受けています。わたしは罪人に回心を呼びかけるべきべはないなどどは言っていません。しかし、こんな事があるのは確かです。誰かが誰かの腕を掴んで、「ジョン兄弟よ、俺たちはずっといいご近所さんじゃないか。さあ、回心の呼びかけに答えて出て行って来いよ。」彼は何をしているのでしょう? ここに黒板があったら、うまく説明できるのですが。彼は、ジョン兄弟の心の感情の動きを利用しているのです。それでは回心にはなりません。それは回心に導く通り道ではありません。多分彼はジョン兄弟の記憶を利用して、心を動かそうとしているかもしれません。「なあ、ジョン兄弟、あんたのお母さんは、ずいぶん前に亡くなったけど、素晴らしい人だったなあ。」こう言って、記憶を呼び覚ますのです。でも、そんなことでは駄目なのです。心よりもっと深いところにある、みことばを信じるか疑うかを選択するところに働きかけなければいけないのです。神のことばを受け入れるか拒絶するかは、本人次第なのです。母親がいい人だったからとか、いいご近所さんだからとかそんな理由で、罪人の回心に応じてはいけないのです。神に呼ばれ、神のことばが真理であると認めるから回心するのでなければなりません。みことばがすべてです。
もし、分別や良識やあらゆる感覚をすべて取り去って、みことばだけを取り入れるなら、みことばがあなたのうちにあって、いのちを生み出します。
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さあ、何が被さっていたかわかりましたか。「これら良識とか感覚とかいったものが、なんで回心の妨げになるのですか、ブラナム兄弟?」妨げになりますとも!もしあなたが、みことばを受けて、それに良識を被せたら、みことばはまっすぐ成長できずに変形してしまいます。畑に立派なトウモロコシの苗を植えて、その上に棒を落としたら、トウモロコシの苗は曲がって育ちますよね。誰でも何でも、妨害されたら、曲がってしまいます。58
こんにちのペンテコステ信仰の問題はそこにあるのです。わたしたちのうちに聖霊が生きておられると、教えられたとおりに信じているだけでは足りず、様々なことを取り入れて、純粋な信仰を妨げています。いつも周りの人が何をするか見ています。サタンは、常に他人の失敗をあなたに見せつけ、本物の証しからあなたを遠ざけようとします。何かを真似する偽善者をあなたに見せつけることもあるでしょう。それは偽物です。ただ真似しているだけです。しかし、もし神のみことばに源を発しているなら、「天と地は消え去っても、わたしのことばは決して廃れない。」それはずっと止まるのです。わかりますか、姉妹?59
心で受け止めなければなりません。それから思いを尽くして信じるのです。そうすれば、神のことばが現実となり、心と体にあるすべての感覚は、聖霊によって洗い流されます。すると、神の感覚があなたのものとなり、神の分別があなたのものとなり、すべての信心があなたを通して流れ出します。もはや疑いは生じなくなります。記憶がよみがえって、「そういえば、ジョーンズさんは神に信頼しようとしていたわ。だけどドーさんは、神の癒しに頼ったけれど、結局癒されなかったわね。」なんて言わなくなります。記憶の通路が洗浄され、内部が聖霊で満たされるなら、そんなことは記憶から消え、ジョーンズさんが何をしようが、関係なくなります。あなたと神の問題なのです。すると他人は介在しなくなり、あなたと神だけになります。さあ、あなたの戦いです。60
サタンが何か言い出す前に殺しなさい。サタンの進路を阻んで殺すのです。戦いをどれだけ長引かせることができるかではなく、即座におしまいにするのが大切です。あなたは記憶や、良心や、あらゆる思いをめぐらせて、「ああ、失敗するかもしれない。これは正しい選択ではないかもしれない。」などど、絶対に言っては駄目です。すべてを放り投げ、通路を開けて、「神よ、あなたのことばは永遠に真理です。あなたのみことばは、わたしのものです。たとえ教会が滅びても、全世界が滅びても、わたしは滅びません。なぜなら、あなたのことばを受けたからです。」と言いなさい。61
それが戦いで、それが戦法です。全能の神が、乳がんの女性を傷一つ残さず癒されたのなら、どうして子どもを、横たわったまま死なせることがあるでしょうか? そんなことはありえません!62
高校生の少女のことです。そんなに前のことではありませんが、彼女の母が電話で、「ブラナム兄弟、娘がホジキンリンパ腫にかかってしまいました。」と言いました。(癌の一種で、コブを形成します。)医師が彼女の喉から細胞をとって検査に出したところ、完全にホジキンリンパ腫であることがわかりました。医師が、「次のが心臓にできるかもしれない。そうなったら、最後です。」「この調子で転移していくと、3ヶ月の命でしょう。」
母親が医師に尋ねました、「どうしたらいいでしょう、彼女を学校に行かせたほうがいいですか?」
医師は、「学校に行かせなさい。普通に生活させて、病気のことは彼女に知らせてはいけません。多分突然最後がやってくるでしょう。」
母親は私に尋ねました、「わたしは何をすべきですか?」
わたしは答えました、「ここに娘を連れてきて、祈りの列に並ばせなさい。あなたも一緒にきなさい。」(そう言った時、なんだかおかしな感じがしました。)
63
朝、少女がやって来ました。化粧で唇が青く見えました。(わたしは電話を受けただけで、少女に対面するのはその時が初めてでした。)少女の手を取って言いました、「おはよう、姉妹よ。」やはり彼女でした。彼女の母親を見つめてほんの数分で、二人が神のいない、キリストを知らない生活をしていることがわかりました。そこで言いました、「このような状態で、どうして癒しを期待できますか? イエス・キリストを救い主として受け入れますか?」「罪を赦していただくために、ここのプールで、イエスキリストの御名によって洗礼を受けますか?」二人は、「そうします!」と言いました。その結果どうなったか知ってますか?
その女性は今日ここにきているかもしれませんね。多くの皆さんがこの話を知っています。教会役員のマイク・イーガン兄弟は、この話の証人です。4、5年前のことでした。医師が少女を検査すると、ホジキンリンパ腫が跡形もなく消えていました。
64
どうしたというのですか? まず先に通路を開かなければならなかったのです!神のことばを勝ちとるために、聖霊を前線に立たせて戦わせるべきだったのです。聖霊はみことばです。みことばが前線に立ったなら、敵の侵入はありえません。他の通路もすべて、きれいに掃除されます。古いボイラーの炎管が詰まった時、火にかけると、中のものを吹き出します。多くのクリスチャンが膨れ上がってしまっているのは、通路の清掃をしないからです。心の奥深く入っていって、良心や記憶や思考など、空にすべきです。純粋は神のことばによって、内側からきれいにされます。これは真理です。そうすれば、今日傍で一万人が信頼しながら死んでも、明日傍で一万人が信頼しながら死んでも、そんなことは自分といっさい関係なくなるのです。自分個人の問題です。自分で信頼し、自分が信じるのです。
65
後ろをふりかえって見るなら、もし自分の通路を開きたいのなら、もしそうして見ることができるのなら、これもあれも、これもあれも、何千という証をみつけるでしょう。しかし悪魔はまたやって来ようとします。悪魔に侵入を許してしまったら、すぐさまあなたの軍隊を追い出しにかかります。あなたの五感、視覚、味覚、触覚、臭覚、聴覚は、みことばと同調しているなら、頼りにしても構いません。でも、みことばと異なっているのなら、五感を信頼してはいけません。想像力、良心、記憶、理性、感情は、みことばと同調しているのなら、頼りにしても構いません。しかしもし感情がみことばと相対しているなら、捨ててしまいなさい。すぐに炎管を炎で吹き飛ばしなさい。もし理性がみことばに反対を唱えるなら、捨ててしまいなさい。そうです。もしあなたの想像力が、良心が、みことばと異なるなら、捨ててしまいなさい!
66
すると何を得るでしょう? 自分の内に太陽系を持つことになるのです。ハレルヤ!神は、星を秩序立てて配置させ、「わたしが呼ぶまで、そこにとどまっておれ。」と言われました。だから星は言われたままにとどまっています。神以外、星を動かすことはできません。人が自分の感覚や良心やあらゆるものを空にして、霊にあって神と共に立つことができるようになったら、彼は神の手の内にあり、世界中の悪魔の誰一人、彼に疑いを抱かせることはできなくなります。67
「でも、よくなった感じがしない。」などど言うなら、あなたの分別がいかれているのです。炎管がすっきりしているなら「ハレルヤ!」と叫び、出口で、「神に栄光!」と汽笛を鳴らします。そうです!神の力である神のことばがスムースに行き巡ることができるよう、通り路をすっきり片付けるのです。これが戦いの重要点です。戦場は初めに心の中にあり、ここで開戦します。心は霊の入り口です。あなたは心を開いて、神の霊を受け入れるか、拒絶するかのどちらかを選択するのです。68
わずかな分別と、わずかなフィーリングと、わずかなセンセーション、これらの感覚は、ただ感じるだけのことで、はかないものです。実際には、心を開くことが重要なのです。霊を受け入れるか、拒絶するかのどちらかしかありません!ああ神よ、誰もこの真理を聞き逃すことがありませんように。あなたは、心の扉を開いて(あるいは閉じて)、良心の咎めや記憶や感情の発するサインを聞きます。しかしこれらのことに心を閉じて、神の霊のことばに心を開くなら、すべての妨げは吹き飛ばされます。疑いも恐れもすべて吹き飛ばされ、疑いたくなるなる感情やらフィーリング的なものはみんな吹っ飛びます。神のことばの妨げとなるものは何もありません。サタンはこの戦いに歯が立ちません。この時点でサタンの負けが決まります。これは真理です。69
この戦いはエデンの園で戦われて以来、激しさを増しています。サタンが仕掛けた、人間の心に挑む戦いです。サタンはイブに会ったとき何をしましたか? 彼は神のことばを否定せず、しかし粉飾したのです。「あなたがたは、園のどんな木からも食べてはならないと、神はほんとうに言われたのですか?(創世記3:1)」サタンは神のことばが正しいことを知っていましたから、正面から突破することは不可能なのをわかっていました。それで彼は甘い言葉をかけたのです。70
母親が子どもに薬を飲ませる時のようなものです。オレンジジュースにヒマシ油を混ぜて飲まされましたが、ヒマシ油だけで飲んだ方がましでした。そんなのは誤魔化しで偽善的行為です。夜中に激しい咳がおこると、灯油(coal oil)を飲まされました。母は灯油に砂糖をかけたのです。これも偽善的行為です。砂糖が溶け去ると、扁桃腺が灯油で焼けました。71
サタンはそのように偽善を働くのです。何かもっと良くて、もっと手軽で、もっとわかりやすい策を持ち出してきます。しかし、最初に神が打ち出したほど、賢明な策はないのです。神のことばです。しっかり神のことばを掴んで離さないようにしなさい。みことばにとどまりなさい。72
イヴが心を開いて理性の声を聞いてしまってから、激戦が始まりました。そこが、戦いを引き入れた管でした。彼女の理性が、戦いを引き入れる通路だったのです。彼女は心の中で、いろいろ思考したのです。彼女の目は、視覚は、蛇をとらえました。それは、自分の夫よりもはるかに美しくてハンサムでした。蛇は獣の中で最も巧妙に造られたものだったので、彼女の夫より美しかったと思います。立派な男らしい姿で立っていました。蛇は自分がどれほど立派で偉大であるかをイブに伝えようとしました。そしてイブは、蛇の声に心を開いてしまったのです。彼女がそうした時に、人間の理性が入ってきて、「なんだかワクワクしそうだわ。」という声を発しました。73
こんにちサタンが女性を誘惑するのも同じ手口です。女性の中には、愛すべき夫がいるのに、もっと大きくてたくましい男を見つける人もいます。この男は女性の理性に訴えかけてきます。覚えていてください。それはサタンです。悪魔です!逆のケースもあるでしょう。女性が男性を誘惑するのです。どちらがどちらを誘惑するにしても、理性の力を利用して、ものの判断とか何かが働き始めるのです。しかし、神のことばに一等地を与えるべきです。74
人は罪を犯すことができません。ハレルヤ!ここです。人は、神のことばを捨てるまでは罪を犯すことができません。罪とは信じないことです。神のことばを捨て、神不在の状態にならなければ、人は罪を犯すことができないのです。神のことばをそっちのけにして、心の中の理性の通路を開けるまでは、イヴは罪を犯すことができませんでした。しかし理性が働き始め、「確かに、夫はこんなこと教えてくれなかったわ。でもあなたの言うことはなんだか信じられるような・・・夫はこれをしてはいけないと言ったけど、あなたの言うことはとても現実的で、わかりやすいわ。あなたがそれをわかりやすく説明してくれたので、それは素晴らしいものなんだろうと信じるわ。」
わかりますか。これが最初の戦いでした。のちに起こるあらゆる戦争も血流事件も、もとを辿れば、エデンでのこの戦いにいきつくのです。イブが神のことばを信じなかったからです。
75
もし、神のことばのほんの少しでも信じないことが、あらゆる問題の原因となるなら、どうやって元に戻ればいいでしょう。みことばを疑うことですか? それはできません。みことば以外のもの、良心やら、記憶やら、理性やらを締め出すことです。あれこれ考えずに、「思惑を投げ捨てよ。」みことばのみを受け入れて、「神がそう言われた。」を基本にするのです。するとあなたと神の間の流れが通ります。あなたと神の間のすべての通路が開かれます。これぞ戦い、これぞ前線の戦いです。76
22口径のライフルじゃなくて、原子爆弾を使いましょう。攻撃は徹底的に。神の原子爆弾を使うのです。「いったいなんのことですか、ブラナム兄弟?」神のことばをし・ん・じ・ることです。それが神の原子爆弾で、病気も左右にいる悪魔も爆破して、跡形もなくします。神に反することはすべて破壊します。神のことばを後ろ盾とした信仰爆弾を投げ落とすなら、悪魔も病気もあらゆる不健全なことも吹き飛ばされます。「本当ですか、ブラナム兄弟? それなら、なぜあることには効果があって、あることには効果がないのですか?」通路の問題です。調べて見ることはできますが、こっち側から見なければいけません。外側から見るのでなく、内側から見るのです。
77
理性で乗り切ることはできませんし、記憶や良心やらで乗り切ることもできません。心に神との通路が出来上がっていなければならないのです。どうすればできるでしょう? 最後の通路はどれでしょう? あなたは理性によってこう言います、 「感覚です。ああ、感じることができます。あれ、何か臭います。確かに。」次のあなたの思惑は、「なんというか、彼は自分が何を喋っているのかわかっているのか。医者は、わたしが治らないと言ったのだから・・・」
わかりますか? ここであなたは間違っています。悪魔が立ちはだかって、あなたの思惑の中に考えを挟んでいるのです。だから信じてはいけません。ハレルヤ!神のことばによれば、「何にもまして、わたしはあなたが健全であることを望む。」そうです。健全でなくて、どうして戦地で真の兵士でいられるでしょう。「あなたが健全であることを望む。」
78
内側にあるこれらの通路ですが、もしそれらを開けるなら、駄目です。迂回しなさい。サタンが、もし入り込んでくるとするなら、これらの通路を通って、心の中まで入ってしまいます。もしサタンがあなたを捕まえることができたら、・・・まず先に、あなたが心の中にサタンを受け入れるまでは、あなたはそれらの一つをも見ることはありません。あなたが彼を引き入れると、彼は入ってきて、支配します。それからサタンは何をしますか? 良心を利用し始めます。この出口を利用し始めます。サタンは、視覚、味覚、触覚、臭覚、聴覚、想像、良心、記憶、理性、感情の通路をすべて利用します。まず心の中に入ってきて、それをあなたが受け入れるからです。
79
聞きなさい!あなたが受け入れない限り、サタンはあなたを叩きのめすことができません。サタンがイヴに近づいて、「ねえ、その実はいいものなんだよ。」と言った時、彼女は一瞬立ち止まりました。ああ、それが間違いだったのです。彼女が一瞬立ち止まったことが。立ち止まってはいけません!あなたはすでにメッセージを受けています!それは、イエスが生きておられること、神は癒し主であることです。立ち止まってはいけません、思案してもいけません。ダメです。でも彼女は一瞬立ち止まりました。それでサタンが心の中に入り込んだのです。「まあ、もっともらしいわ。」納得してはいけません!神が言われたことだけを守りなさい。
80
もしアブラハムが、神からサラとの間に子供をもうけると言われたときに、一瞬立ち止まったらどうなっていたでしょう。その時サラは65才でアブラハムは75才でした。彼が100才になって、サラが90才になったときでも、彼は神のことばが真実であると告白しました。彼は存在していないものを存在していると言いました。彼に望みはあったのでしょうか? 彼は望みも持ちませんでした。「ああ、よくなればいいのに。治ればいいのに。聖霊を受けれたらいいのに。クリスチャンならいいのに。これができたらいいのに。」望みは必要ありません!アブラハムはそんなものに見向きもしませんでした。アーメン!彼は、望みえないときに神のことばを信じたのです!信仰は希望を超越します。信仰は内側のここからくるのです。信仰はここからくるのです。どうやって内側に入ったのですか?心のドアを通して心に入りました。前線はそこにあるのです。
81
戦闘の配備を整えたとき・・・さて、悪魔は今朝、あらゆる人の心に止まっています。彼はこの少女の心にも、あなたの心にも、誰の心にも止まっています。そして言います、「あなたは前にも試してみたよね。」「そんなことは前にも聞いたことがある。」悪魔を追い出しなさい。それだけです。追い出しなさい。聖書はなんと言っていますか? 悪魔を追い出しなさい。そうです。追い出すのです。82
わたしたち説教者は訓練を積んできたと思っていますが、「いったい、どうなってしまったというのですか?」いったいどんな訓練を積んできたのでしょう。神が、大いなる戦いに向けて訓練してくださいます。マタイ24章とダニエル12章で言っています。地上でかつてなかったほどの困難なときが来ます。それがわたしたちが生きている今のときです。文化や教育などが台頭して神のことばを覆い隠し、理性に頼るようになってしまっています。今が戦いのときです。戦う者は誰か!ハレルヤ!戦闘態勢が整い、攻撃が始まろうとしています。
83
対抗相手はなんと大きいことか。ダビデのように、「あの無割礼のペリシテ人に、生ける神の軍隊を侮辱されているのにあなたたちは立ってみているだけなのですか? わたしが行って戦います。」と言う人は誰ですか? アーメン!「わたしは神の側に立ち神のことばを守る!アーメン!何が落ちようと、こちらで倒れ、あちらで倒れようとも関係ない。サウルの軍団よ、ひるむなら引っ込んでいなさい。だが、神の軍団は前進する!。」神はこの朝、こう言うことのできる男女を求めておられます。アーメン!勇敢な人、信仰の人、力ある人、理解できる人を求めておられます。賢くなくても、教育を受けていなくてもいいのです。通路がスッキリしている人が必要なのです。そうすれば神がその通路を使われます。しかし彼女は一瞬立ち止まって言いました、「さて、どうしようかしら。」84
ここにいる少女は、医師から、この世での日はあとわずかしかないと宣告を受けたのは確かです。わたしは医師を批難しません。彼は科学の人であり、手の施しようがないほど病気が少女の体を蝕んでいることがわかっていて、それを阻止できる薬がないことがわかっているのです。あの女性はガンに占領されていたし、あの赤ちゃんは死に支配されていました。だがしかし、わたしたちの総大将(ハレルヤ!)は、復活といのちであり、向かうところ敵なしのお方です。ハレルヤ!85
大将によって軍の頭脳が見出されます。戦いの秀才です。例えばロンメル。ドイツ軍の頭脳はヒットラーではなくロンメルでした。軍人のアイゼンハワーやパットンなど筆頭に、戦闘の行方は彼らの命令にかかっていました。司令官の命令には従いなさい。彼が正しい大将で、五つ星で、功績をあげていたら、彼に従いなさい。命令が間違っているように感じたとしても、命令されたとおりに行動するのです。ハレルヤ!
86
私たちには五つ星の大将がいます。J-e-s-u-sイエス大将は、五つ星の勲章F-a-i-t-h(信仰)を胸に付け、戦いに負けたことがありません。ハレルヤ!彼は死と地獄と墓を征伐しました。悪魔どもを駆逐しする、彼は屈強の総大将です。悪魔などは圏外に追いやられます。87
史上最大の戦いが、今や幕を切ろうとしています。そのとおり、ハレルヤ!イエスが、なさろうとしていることを明らかにして、「それはこのようになる」と言われると、そのとおりになります。ああ、振り返って「この偉大な司令官は誰だ?」なんて言いますか。もしそれが、誰々博士だったら、わたしは振り返りもせず、司令官の命令に目を止めます。イエスはわたしたちの救いの司令官です。ハレルヤ!救いとは何ですか? 救出です。神に栄光!彼は、わたしたちを救出して解放してくださるお方です。88
「攻撃」が、まもなく発令されます。ハレルヤ!武器をひらめかせ、軍旗をはためかせ、信仰と不信が今この会堂の中で対峙しています。不信がそちら側、信仰がこちら側に別れて、兵士は配置に立っています。ハレルヤ!明けの明星である我らが大将が指揮をとります。彼は撤退することを知りません。彼には撤退の文字はありません。撤退する必要ないからです。アーメン!そのとおり!史上最大の戦いです。彼女は今、生と死、病と健康、信仰と不信(ああ)、自由と束縛の間の戦いに突入しています。兵士らよ、槍を光らせよ、武器を磨け。
89
神はご自分の軍隊に油を注いで、仕立て上げておられます。アーメン!アメリカは最良の装備で軍隊を仕立てます。スチールのヘルメットや武器一式、兵器を搭載した戦車などなど。神はご自分の軍隊の装備を整えられます。ハレルヤ!わたしたちに与えられている武器は、どのようなものですか? それは、神のことばなる霊の剣です。神のことばはもろ刃の剣よりも鋭く、(ヘブル4章)たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。それが神のことばです。神のことばを信じることこそが、神の武具を身につけたことになります。90
神はイヴにその武具を与えましたが、彼女は武装解除してしまいました。彼女が何をしたのですか? 心を開いて思考をめぐらしたのです。神のことばを論じてはいけません。理屈なしに、神のことばはそのとおり受け入れるべきなのです。神のことばどおりに信じたら、それで永遠に決着です。言っている意味がわかりますか? 神が約束された、神のことばです。神がそう言われました。91
彼らはアブラハムに言いました、「約束の赤ちゃんが生まれるとどうしてわかるのか?」「神がそう言われたからだ。」それで決着です。
「でも、ちっとも生まれないじゃないか。」
「いつ生まれるか、わたしは知らない。でも神がそう言われたから、必ず生まれる。そんなことで動揺するわたしではないぞ。」
「アブラハムよ、なぜ生まれ故郷に戻らないのだ?」
「わたしはこの地で寄留者になるのだ。」アーメン。「神が約束されたので、神はこの地で、子どもを与えてくださるのだ。」
92
ハレルヤ!神はここにあなたを寄こしました。この聖霊の満たしの中で、あなたは癒されます。神が癒してくださるのです。ただ信じなさい!アーメン。心と体の管を空にして、神のことばが貫通するに任せるのです。まず、心が戦場です。その場所で、「もし感じることさえできれば・・・神の栄光が降りてくるのを感じることができれば・・・」などと考えてはいけません。感じるかどうかは、関係ありません。あなたの心が戦場であり、戦闘の最前線です。さあ、心を開いてこう言うのです、「わたしの心に浮かぶあらゆる不信を信じません。」アーメン!「わたしは、自分が疑っていることに疑いをかけ、神のことばを信じます。さあ、かかって来い、サタン!」そうすれば、何かが起こります。きっと起こります。93
神は、僕に聖霊の油注ぎをされます。神は彼らに天使を送られます。天使というと、バカにする人がいますが、聖書で確かめてみましょう。ヘブル1章の14節です。「御使いはみな、仕える霊であって、救いの相続者となる人々に仕えるため遣わされたのではありませんか。」
「神は、かつてどの御使いに向かって、こう言われたでしょう。『わたしがあなたの敵をあなたの足台にするまでは、わたしの右の座に着いていなさい。』」
94
さて、聖書はここでわたしたちに、神が天使を送られるということを教えています。神に栄光!天使とは? 仕える霊です。神に栄光!仕える霊はどこから来るのですか? 神のご臨在のもとから。何をするために? 神のことばに仕えるために。アーメン!神学や教団に仕えるためではなく、神のことばに仕えるためです。仕える霊が神から遣わされています。御使いがいると、どうしてわかるのか? 聖書は、主のことばが預言者に臨むと言っています。そうですね。これら御使いは、聖霊を通してみことばに仕えるのです。そして聖霊とみことばは、預言者に臨みます。すると預言者は神のことばとなります。だから、預言者は奇跡を働くことができるのです。人が奇跡を起こすのではなく、その人の中におられる神の霊が働かれるのです。キリストの霊がその人のうちにおられるからです。
彼は何をしたのでしょう? 神がお使いになるために、あらゆる通路をスッキリ空にしました。神に選ばれ、神から聖霊の油注ぎを受けたのです。だから預言者が偉いのではありません。幻を見るまでは、彼は何もしません。エリヤは、カルメル山で言いました、「あなたに命じられたことをすべてしました。さあ、主よ、あなたが神であられることを人々に知らしめてください。」ああ、神に栄光!
95
わたしは多くの場面に出くわしてきました。神の霊が、ある所を打たれると、その場所は油注ぎの支配領域になるのです。もしここに集う小さなグループが心からあらゆる疑いを心から追い払うことができたら。死んだ人が生き返り、足の萎えた人が歩き出し、盲目の人が見えるようになるのを目撃したら、どうして疑う余地がありましょう。96
主の御使いは、ここの壁にかけられている写真にも写っています。これは科学的に物議をかもしました。主の御使いは何をしますか? みことばに止まります。アーメン!そしてあらゆる悪魔を斬ります。どのように? 神のご臨在のもとから遣わされた使える霊が、みことばを守りみことばを語る者に油を注ぎます。神は、みことばが正しいことを、しるしを現して証明されます。イエスが、昨日も今日も明日も変わらないお方であることが明らかになるのです。科学的にも物質的にも霊的にも、あらゆる面から証明されているのに、どうして主を疑うことができるでしょう。いったい、どうしたというのです!心の問題です。物事に心をとられて、「そうなるかどうかわからない。多分もし明日何か感じることができたら・・・」なんて言ったとしても何の役にも立たないのです!
97
よく話の引き合いに出しているように、アブラハムはサラに対して・・・彼女は女である期間を過ぎていました。(意味がわかるでしょ?)28日周期が終わっていたのです。65才でしたから。終わって、すでに15年とか20年とか経っていたことでしょう。多分2、3日後でしょうか、アブラハムがサラに聞きました、「何か変化を感じるかい?」「いいえ、なんにも。」
「まあ、それでも構わないさ、とにかく待ってみるだけさ。さて、もしお前が若返り始めたら、生理が始まったら、赤ちゃんの床が用意されてすべてがうまくいくとわかるさ。さて、今日はどんな調子かな? 神の約束があってからもう1ヶ月経つが、何か変化を感じるかい?」
「いいえ、なんにも感じないわ、アブラハム。何のしるしもないし、数年前からちっとも変わっていないわ。」
「神に栄光!とにかく子どもが生まれるさ!」
98
「アブラハム、それって本気? もし神があなたに約束されたなら、何かしるしを与えてくださったはずだわ。何かしるしを。」ハレルヤ!意気地のない偽物の時代はしるしを求めます。そうです。神はしるしを与えられました。どんなしるしですか? 神のことばです。それがしるしです。神は、どうやってこの子を癒されるのでしょう。神がそう言われたのです。わたしが何か感じようが感じまいが、神がそう言われたということだけが確かなことです。それで決着です。
99
アブラハムは言いました、「帽子やいろいろなものをまとめて支度しなさい。この地を去るから。」「どこにいくの?」
「わからない。(アーメン!)とにかく、さあ、行こう。」荷物をまとめて出発しました。ハレルヤ!それが本物の神のことばです。彼は何を支えにしていたのでしょう? 神の約束のことばです。「わたしたちは、それを受け取ります。」
100
「アブラハムよ、あなたの民から離れなさい。彼らには猜疑心と不信心がある。彼らは、あなたも仲間に入れようとするから、彼らから離れて、わたしのために生きなさい。」それはどういうことですか? 「あなたの良心やあらゆる感覚に頼って生きることをやめ、心をわたしに開きなさい。わたしが語りかけているのである。わたしとともに生きなさい。」アーメン!神はアブラハムのあらゆる子孫に、同じように生きるよう、呼びかけておられます。世界規模の大戦が始まっています。神はご自分の子どもたちに、何を求めておられますか? 視覚、味覚、触覚、聴覚、想像、良心、記憶、理性、感情などすべてから独立することです。本物の兵士は、みことばが入って来れるよう心を開き、みことばを掲げて行進します。
101
天の星もそのように並んでいます。太陽系は変化しません。星座、明けの明星は、天地創造の時から変わらず毎朝昇って配置につきます。宵の明星も場所につきます。すべての星が、小熊座も、適時に規律どおりに場所につきます。北極星は微動だにしません。ハレルヤ!すべてが北極星を中心に動いています。それが地球の中心に位置するからです。北極星はキリストです。アーメン!102
キリストはそこに立って、無敵の司令官として指揮をとっておられる。山上に立って、イスラエル軍が突破できるよう指揮をしていたモーゼのように。モーゼは、日が沈むまで手を上げているように命じられたので、両側から手を持ち上げて支えていてもらわなければなりませんでした。彼はキリストの典型です。彼の両手が上がっているためには、十字架上で釘で打ち付けられなければなりませんでした。ハレルヤ!そして彼は、血まみれの衣で神の栄光の城壁を登って、今日、王の右の座についておられます。それに続いて兵士は、神のことばを掲げて自由への道を切り開いていきます。何が起ころうとも。アーメン!103
卵の中の雛の状況も同じようなものです。もし雛が、殻をつつくのを怖がったらどうなるでしょう。もし卵の外から、「殻を叩いちゃ駄目だよ。怪我をするよ。」という声がして、それを雛が聞いたらどうなるでしょう。しかし、雛の内にある自然の声がこう言います、「殻を叩け。穴を開けるんだ。」老体組織には言わせておけばいいでしょう。「奇跡の時代は終わったのだ。痛い目にあうぞ。狂信的だと言われるようになるぞ。」
力を込めて殻を叩きなさい。ハレルヤ!「サタンよ、引き下がれ!わたしは出て行く。もういつまでもここにとどまってはいない。もう老獪悪魔の陣地になどとどまってなどいられない。今日、殻を打ち破るのだ。アーメン!わたしは鷲なのだから。」アーメン!ハレルヤ!
104
鷲の雛は、どんなに殻が硬くても、キツツキが木を叩くように、殻を叩き続けます。最初に彼は、羽を少しばたつかせます。大丈夫です。叩きやぶれ。そうです。大声を張り上げて「主が、言われる。主が、言われる。主が、言われる。」と叫びながら。しまいには、外の空気の匂いを嗅ぎ始めます。「主が、言われる。」頭を外に出して、「主が、言われる。」もっと強く外に押し出して、さあ、外に出ることができました!もう二度と、殻の中には戻りません。アーメン!自由になったのです。それがみことばです。いったん心を決めたら、あらゆる感覚や判断などを押しやって、みことばを心に定着させるのです。(ああ、神よ、お慈悲を)もう束縛されることはありません。あなたは自由です。御子によって自由にされた者は、殻の外に出ます。
105
もう教団組織は、あなたを呼び戻すことができません。悪魔はあなたをけなしたり、吠えたりするでしょうが、あなたに手も足も出ません。あなたは速度を上げて、高速道路を走るのです。おお、油注がれた十字架の戦士は、王道を走ります。すべての鷲は、信仰を持って、「イエスは世の光」と宣言しながら、王道を登っていきます。106
確かなことです!神のご臨在のもとから遣わされた仕える霊が仕えるために来ています。何に仕えるために? 神の言葉にです。神学理論ではなく、神のことばです。彼らは神から遣わされた、仕える霊です。もし神のことば以外のものに仕えるなら、それは神から遣わされた霊ではありません。みことばは、常に天から承認を受けているからです。神は天から、みことばを監視しておられます。神が、みことば以外のものに仕えるために霊を遣わすことは決してありません。そう、神はDDD博士や哲学博士に仕えるため、あるいは後前ひっくり返したような襟をしている偉い人に仕えるために霊を送られません。「もちろん、奇跡の時代は終わったのだ。そんなことはみんな知っている。」いいえ!彼らは神のことばと真逆のことを言っているので、神から遣わされていません。アーメン!みことばの霊に使えるものを遣わされるのです。アーメン。(あと4つか5つのことを話したいのですが、時間がないので、来週の日曜日に取っておきます。)
107
サタンと悪魔たちは油注がれています。もしこれらの使いの霊が油注がれてみことばをあなたに伝え、あなたがみことばを信じるなら・・・さて、神から遣わされた本物の預言者が、神のことばを否定するのを見たことがありますか? 一度もないはずです。彼らの時代の組織から、「間違っている。」と言われて、独り隔絶して立たされても、「それは正しい。」と、彼は言いました。108
イムラの子ミカヤは、当時の常識はずれの聖人でした。400人の(いわゆる)油注がれた預言者は、良い食事をとり、身ごなしもよろしく、地位も高く、高教育を受け、洗練された学者で、口を揃えてこう言いました、「上って行きなさい。王よ、主があなたと共におられる。その土地はヨシュアがわたしたちに与えた土地だから、わたしたちのものです。そのとおり、だから上って行って奪回しなさい。」ヨシャファトは尋ねました、「他には預言者がいないのですか?」400人が口を揃えてこう言うのだからそれで十分のはずなのに、彼は信用せずに、「しかし、他にも預言者がいるはずだ」と言ったのです。
「まあ、他にもいることはいるが、わたしはそいつが大嫌いなのです。」
「それこそ、耳を傾けるべき人です。」「その人を連れて来なさい。何を言うか聞きましょう。」
109
それでミカヤを連れに行き、言いました、「いいかよく聞け。お前は王の前で、話すのだから、言葉によく気をつけなさい。王だけでなく、パレスチナの某協会のミニスターたちも在席するからな。そこで覚えておきなさい。これが彼らが言ったことだ。同じことを言いなさい。あなたも同じように信じなさい。」彼らは話す相手を間違えていました。彼はとっくに理性などの問題をすっきり片付けていて、管を通りよく空にしていたのです。
「彼らがどうするかわかっているだろう? もし彼らと同じことをするなら、もしかしたら彼らはお前を監督区の司祭にするかもしれない、いや多分そうするだろう。彼らに同意さえすれば、お前は地区の監督になれるかもしれない。」これでは本物の神の人ではありません。
しかし彼の炎管は、あらゆる思惑が取り除かれてすっきり空になっており、彼の心は神のことばに開かれていました。彼は神のことばだけを受け入れたのです。それが仕える霊です。彼は、「今は何を語るのかわかっていませんが、ひとつだけ言っておきましょう。わたしは神が言われたことだけを語ります。」と言い、その晩彼は幻を見ました。
110
次の朝、ミカヤが聖書を調べてこう言った様子が想像できます。「さて、あの幻は・・・彼らが口を揃えて言ったことはなんだか間違っているようだ。預言の書と矛盾している。預言者エリヤが何と言ったか調べてみよう。彼は預言者だからな。どういう神のことばがエリヤに臨んだか、見てみよう。何だって?!『犬がイザベルの血をなめる。義人ナボトの血を流した罪のために、彼女の肉を食べる。』」彼がそれを読んだ時、彼が見た幻が神のことばと直結しました。老体アハブの行く末がわかりました。彼は王の前に出て行き、言いました、「上って行きなさい。しかしわたしは、イスラエルが、山々に散らされているのを見た。」彼は、自分が見た幻を堂々と語りました。それが主のことばだったからです。彼はそのことを間違いなく捕まえることができると知っていました。なぜ? 彼が心を開いて神のことばを受け止め、そのことばが明らかにされたからです。だから、それが間違いなく神のことばであると知っていました。
111
「ああ、わたしもミカヤのようになれたらいいのに!」なれますとも!あなたはミカになれます!あなたもですよ、少女よ、あなたも預言者ミカヤです。どうするのですか? 心を開きなさい。今朝わたしはあなたたちに何を伝えようとしているのですか? 主のことばです。わかりますか? 心を開いて言うのです、「わたしは癒されると信じます。」「それが何なのですか? それが神のことばですか?」
そうです。それが神のことばです。「奇跡が起こる時代は終わった。」などと言う人に耳を傾けてはいけません。神を第一にしなさい。主のことばが臨みます。主が語られます。するとそのとおりになります。
112
さて、サタンは何をしましたか? サタンはミカヤ以外の者に油を注いだのです。サタンは自分の僕に油を注ぎます。それは確かです。彼は何の油を注ぐのですか? 不信仰の油です。サタンと悪魔どもは、神のことばを信じないようにする油を注ぐのです。そのことを確かめたかったら、創世記3:4を開いてください。創世記に戻ってサタンの最初の策略を見てみましょう。彼の策略はワンパターンです。いつも同じ策を使うのです。彼はみことばに異を唱えず、イヴがみことばの解釈を少し間違えるように仕向けたのです。彼はみことばに正面から挑むのではなく、みことばを、彼が望むとおりに聞こえるように言い換えたのです。
113
それでは創世記3:4を読んでみましょう。「そこで、蛇は女に言った。『あなたがたは決して死ぬことはありません。』」
「決して死ぬことはありません。」なんと回りくどい言い方をするのでしょう。「ああ、奇跡の起こる時代は終わりました。聖霊降臨のときのように人々が聖霊を受けることなど信じられません。どんな方法で洗礼を受けてもいいのです。変わりはありません。」悪魔が仕組んでいることがわかりますか?
「もし医者が治らないと言うのなら、これでもうおしまいだ。」
114
医者を信じてはいけないと言っているのではありません。医者は科学の路線で働いています。その患者の命を救うために、知りうる限り最善のことをしましたが、救えなかったのです。万策尽きてしまったので、彼は正直に言ったまでです。知識の木は悪いものではありません。しかしそれを求めすぎると、いのちの木を踏んづけて、先に進んでしまいます。そうなのです。
さて、サタンの策略は何ですか?彼はイヴに何と言いましたか? 1節から3節まで読みましょう。
「さて、神である主が造られたあらゆる野の獣のうちで、蛇が一番狡猾であった。蛇は女に言った。『あなたがたは園のどんな木からも食べてはならない、と神は、ほんとうに言われたのですか。』」
115
彼の言い方を聞きましたか。何と卑劣なやり方で、みことばに上塗りをすることでしょう。サタンはイヴの心に入り込もうと試みているのです。というのは、彼女の心の中に、みことばがすでに定着していましたから。心の中にサタンを入らせて、要塞をつくらせてはいけません。神のことばで心の防備を固めるべきです。あなたたちもミカヤですよ、同じですよ。「女は蛇にいった。『私たちは、園のある木の実を食べてよいのです。
しかし、園の中央にある木の実について、神は、『あなたがたは、それを食べてはならない。それに触れてもいけない。あなたがたが死ぬといけないからだ』と仰せになりました。』」
さあ、これが、彼女が彼に答えて語ったことばです。すると?
「そこで、蛇は女に言った。『あなたがたは決して死ぬことはありません。』」
116
サタンの策略がわかりましたか? 彼は何をしようとしましたか? 神が造られた初めの人間、神の大切な娘が、みことばに疑念を抱くよう仕向けたのです。それと同じことを、娘よ、あなたにもしようとしているのですよ。同じく不信の油注ぎをあなたがた一人ひとりにもしようとしているのですよ。あなたがすべきことは、(あなたには自由意志がありますから、望むなら受け入れることができますが)一蹴することです。もしイヴが、一瞬立ち止まって耳を貸しさえしなかったら!絶対に立ち止まってはいけません!
117
エリヤはゲハジニに、「わたしの杖をとって行き、死んだ子の上に置きなさい。だれかに会っても挨拶してはならない。また誰かが挨拶しても答えてはならない。たとえ引きとめられても、進み続けなさい。」と言いました。女は従者を呼び、言いました、「雌ろばに鞍を置き、進んで行きなさい。わたしが命じないかぎり進むのをやめてはいけません。」それです!メッセージを受け取ったら、進み続けなさい。アーメン!「もう二度と歩くことができない。どんどん弱っていく。」止まらずに進み続けなさい!あらゆることに目もくれず、切り開いて進み続けなさい。兄弟よ、手に剣を持って、斬り続けなさい。
118
あるとき、フットボールスタジアムで宣教しました。わたしは、入り口のところに立ち止まって見上げました。天を見上げて言いました、「戦う犬の大きさが問題なのではない。犬の戦いの大きさが問題なのだ。」これが戦いに勝つコツです。「こんなに大きな教会がみな、反対しているのか。」反対している人たちの教会がどんなに大きくても、気にしません。重要なのは戦いの方なのです。それには個々の信仰が関わってきます。もしひるむなら、引っ込んでいなさい。でも兄弟よ、兵士であるならここに立ちなさい。戦いのときです。正しい側につくか、間違った側につくか。さあ、戦いましょう。
119
ピータ・カートライトが、ある町に来て言いました、「主が、リバイバル集会を開くためにわたしをここに寄こしました。」彼は古い倉庫を借りて、中の掃除を始めました。町の無頼漢が、腰にピストルを下げてやって来て、言いました、「奴はそこで何をやっているんだ?」
誰かが答えました、「彼は宣教師だよ。そこで集会を開くと言っていたよ。」
彼は、「それじゃあ、行って奴を町の通りに放り出してやろう。俺たちの場所でそんな集会をやってもらっちゃあ困るからな。」
120
それで、彼は行って倉庫のドアのところに立ちふさがりました。ピーター・カートライトは、コートを着て窓や壁を洗っていました。彼は小柄な人でしたよね。彼が両手でチキンを食べたというので先輩の宣教師から笑われましたよね。(今ではみんなそうやって食べていますが)とにかく、彼は、窓を洗い、あちこちを片付けていました。無頼漢は、コートを引いて腰のピストルをチラつかせながら言いました、「ここで何をやっているんだ?」「ああ、窓を洗っているんです。」手を止めずに彼が答えました。彼には、神から言われてリバイバル集会を開くという、ひとつの目的がありました。だから窓を洗い続けていました。
121
「ここでリバイバル集会なんか開かせはしない。」「でも、主が、ここでリバイバル集会を開くように言われました。」手を動かしながら、彼が答えました。
「お前に分からせなければならないことがある。俺はこの町を牛耳っているんだ。」
「ああ、そうですか。」そう言いながらも、彼は窓を洗っていました。
「いいか、お前がリバイバル集会を開く前に、まず、俺を打たなければならない。」
「ああ、そうですか。それなら、そうします。」彼はコートを脱いで、無頼漢に近づき、襟を掴んでぶん殴りました。床に倒れた無頼漢の上にまたがって、彼はこう言いました、「言うことを聞かせなければならない時には、闘わなければならない。主よ、わたしの勇気を増してください。」そして彼を叩きのめしました。「これで思い知りましたか?」
無頼漢は、「ああ。」と言い、立ち上がって握手しました。その晩、彼は救われました。
122
ただ神のことばを守るだけです。あらゆる疑念を吹き飛ばして進みなさい。わかりますか? それが次の任務なら、仕上げなさい。疑心を追い出すことが次の任務なら、疑心を斬り捨てなさい。その次の任務は、不満を取り去ることです。もし、なんだか具合が悪いような気がするなら、そのような感覚は斬り捨てなさい。
「ブラナム兄弟、なんだか良心が・・・なんだかできるような・・・」そのような思いも斬り捨ててしまいなさい。感覚的な思いにとどまっていたら、先に進めません。次の任務に着手しなさい。コートを脱いで襲いかかるのです。手を休めないで。「勝つ」というひとつの目的のために。アーメン!「負けることはできない。必ず勝つ。」アーメン!
123
サタンが油注ぎをします。彼の最初の策略は何でしたか? 心にとり入ることです。彼女は一瞬立ち止まって、サタンの声に耳を貸しました。「まあ、そんなこと言わないわ。」多くの女性や男性が間違えるのはそこなのです。ちょっと立ち止まることです。ほんのちょっとでも立ち止まってしまうのです。
124
離婚の原因となることを、わたしはたくさん見てきました。「ブラナム兄弟、彼がわたしに口笛を吹いたのです。それでわたしが立ち止まったのです。本気ではなかったのです。本当です。」これですよ。「ああ、わたしが座っているテーブルの向こう側に彼女がいて、とても綺麗な目をしていたんです。」ね、こんな感じなのです。悪魔はいつも同じことを繰り返します。
125
「医者が、わたしは治らないと言ったのです。だからわたしは・・・」また、これです。同じことの繰り返しです。すでに戦われたことのある戦いです。「彼らが言うには・・・誰々さんが聖霊を受けたと言ったのをみたことが・・・」ええ、あなたは偽善者を見たのですね。本当に聖霊を受けた人は見たことがありますか? それです。悪魔はおとりのカラスの方にあなたの注意を向けますが、本物の鳩は見ないようにさせるのです。本物は見せないで、盲目状態にさせておくのが悪魔のやり方です。
彼も勇士ではあります。しかし、覚えていてください。あなたの内におられるお方は、この世の支配者より強いのです。だから神のことばをしっかり信じて守りなさい。軍の大将たちよ、しっかり要塞を守りなさい。そうです。任務に就いて持ち場を守りなさい!
126
ネリー・サンダースのことを話します。彼女は会堂のどこかに座っているかと思います。初めて悪魔が追い出されるのを見たときの話です。(わたしたちが住んでいたのは・・・もし場所を覚えているなら、ここから3区画離れたところで、墓地の向こうだったと思います。)わたしは宣教師になったばかりの頃で、ここの角のところでテント集会を開いていました。ネリーはベストダンサーの一人でした。彼女は地元の高校に通っていて、リー・ホーンと一緒に(ここにいる多くの人はリー・ホーンを知っていますよね。彼はビリヤード場を経営しています。)そう、彼女とリー・ホーンは、全国でも最高のダンサーでした。彼はカトリックですが、彼らにとって宗教は何の意味もありません。それで、ネリーも彼も最高のダンサーで、「ブラック・ボトム」とか「ジターバーグ」とかいうのを踊っていました。二人は全国でも最高のダンサーでした。127
ある夜、彼女が集会によろよろと入ってきて、祭壇のところで倒れました。祝福を祈ります、ネリー。彼女は祭壇のところに横たわっていましたが、頭を上げると、涙が彼女の頰からこぼれ落ちていました。「ビリー、(わたしたちは知り合いでした)わたし、どうしようもないくらい救われたいの。」彼女が言いました。わたしは言いました、「ネリー、君は救われるよ。イエスがすでに君を救ってくださったよ。あとはイエスが言われたことを受け入れるだけだよ。」彼女はその場にとどまり、泣いて、祈りました。そして、もう二度とこの世のことに耳を貸さないと、神に告げました。すると、愛おしい平安が彼女の心を包みました。彼女は立ち上がって叫び、神を賛美し、栄光を帰しました。
128
それから6〜8ヶ月たったある日、彼女がスプリング通りにやってきました。(当時彼女は18才くらいのティーンエイジャーでした。)そして言いました。「ホープ・・・(亡くなった妻の名前です。)ホープやアイリーンのようになれたら、どんなにいいかしら。」「彼女たちは世間を知らないもの。」「世間はしるしを残すのよ。だからわたしはこんなに荒れた姿なの。」「もう化粧しなくなったけど、やっぱり荒れて見えるわ。顔色も悪いもの。」「わたしは荒れた姿なのに、彼女たちはとても清らかで優しくて。」「あんな経験しなければよかったのにと後悔するわ。」
わたしは言いました、「ネリー、イエス・キリストの血が、君の罪をすべて洗い流してくださったんだよ。信じ続けなさい。」
129
ウェイン・ブレッソーは呑ん兵衛でした。(彼のことを知っている人は多いですよね。彼はわたしの腹心の友です。)彼は弟のエドワードとここにやって来ます。ウェインが町で酔っぱらっていたので、おまわりさんに捕まる前に、捕まえて連れて来て、彼をわたしの折りたたみベッドに寝かせました。その頃わたしはすでに宣教師でしたが、結婚前のことで、まだ母や父と一緒に住んでいました。家には図体の大きなのが10人もいて、部屋が4つですから、一緒の部屋に詰め込まれて寝ていました。わたしの折りたたみベッドをこんなふうにして引き出した、ぐでんぐでんのウェインを寝かせ、その横にわたしも寝ました。横になりながら言いました、「ウェイン、こんなていたらくで、恥ずかしくないのか?」130
「おう、なあ、ビリー、そんなふうになあ、責めないでくれよなあ。」そこで、わたしは言いました、「ウェイン、君のために祈るよ。神が祝福してくださるように。」わたしは救われてから、えっと多分1年くらい経っていたのでしょう。祈っていると、突然、家の前にタクシーが止まって、ドアを閉める音がしたかと思うと、誰かが家のドアを激しく叩きました。「ビル兄弟!ビル兄弟!」
そこで一瞬、「ああ、誰かが死にかけているんだ。」と思い、パジャマの上に古いガウンをかけ、ウェインに毛布をかけ、ドアのところにとんで行きました。女性の声のようでしたが、ドアを開けると、この若い女性が立っていて、「中に入ってもいい?」と聞きました。
「さあ、入りなさい。」と言って、電気を灯けました。
彼女は泣きじゃくって言いました、「ああ、ビリー、わたしもうおしまいよ。」
131
わたしは言いました、「どうしたの、ネリー? 心臓発作が起こったの?」「違うわ。ビル兄弟、わたしスプリング通りを歩いていたの。」「本当に本当よ、」ビル兄弟、まったく悪気はなかったのよ。まったく悪気は。」
「いったいどうしたの?」わたしは彼女に何をしてやればいいのかわからず途方にくれました。まだ若僧でしたから。
「ああ、ビル兄弟、わたしばらばらに砕けちゃった。」
「ちょっと落ち着いて。何があったのか話してみて。」
そこで彼女が言ったのは、「わたし、通りを歩いていてレッドメン・ホールの前で・・・」(その頃そこでは、サタデーナイト・ダンスを開いていました。)「少しばかりお金を持っていて、家に帰ってドレスを作ろうとしていたの。」「ああ、でもダンスの音楽が耳に飛び込んできたの。」「でね、ちょっと立ち止まったのよ。なかなかいい音楽だったわ。それで、ちょっと立って聞いていても、問題ないだろうと思ったの。」
132
そこが彼女の間違いだったのです。一瞬立ち止まったのです。それで聞いているうちに、こう思いました、「ああ、主よ、わたしがあなたを愛していることをご存知ですね。わたしはあなたを愛しています。でも、リーとわたしとで、あらゆるコンテストに優勝したことをはっきり覚えています。」「ああ、この音楽は昔はわたしの心を捉えたものでした。でも今は違います。」あー、あー、あー、あー、彼女はそう思ったのでしょうが、実は彼女はその音楽に捕まってしまっていたのでした。罠にはまってしまったのです。
ネリー・サンダースを知っている人はどれだけいますか? ほとんどの人が知っているみたいですね。それから彼女は言いました、「ちょっと中に入ってみてはどうかしら。もしかしたら、中にいる誰かに証しをすることができるかもしれないわ。」これです。そこはまさにサタンの陣地です。離れていなさい!悪の存在から遠ざかっていなさい!
でも彼女は入って階段を上がり、数分そこにいました。それから気づいた時には、ダンスフロアーで、誰かの腕の中にいました。正気に戻った彼女は、泣いて泣いて言いました、「わたしはもう永遠に失われた魂だわ。」
133
それを聞いて、わたしは思いました、「まだよく聖書をわかっているわけではないけれど、でもイエスは確かにこう言われた:「わたしの名前で、悪魔を追い出す』と。」その頃にはウェインも酔いが少しはさめて、わたしたちの様子を見ていました。そこでわたしは言いました、「悪魔よ、お前のことはよく知らないが、いいか、よく聞け!この子はわたしの姉妹だ。お前とはなんの関係もない。彼女に悪気はなかったのだ。ちょっと立ち止まってしまっただけだ。」(そこが彼女の間違いだったのですけれどね。)続けて言いました、「お前は彼女から出ていかなければならない!ちゃんと聞こえたか!?」(神は裁判の席に着いておられます。)するとスクリーンが、ひとりでにバタンバタンと開いたり閉じたりし始めたのです。バッタン、バッタン、バッタン・・・彼女が叫びました、「ビル、あれを見て!あれを見て!」「やあ、あれはなんだ?」
「わからないわ。」
134
「僕にもわからない。」ドアはバタンバタンし続けていました。わたしは思いました、「いったい何が起こっているのか。これは何なんだ?」ドアを覗いていいました、「サタンよ、彼女から離れろ!イエスの名前によって、彼女から出て行け!」そう言った時、このくらいの長さの非常に大きなコウモリのようなものが彼女の背後から立ち上がりました。翼から足にかけて長い髪の毛を垂らしていました。そいつは、「ヴううう」と唸りながらわたしに向かって飛んできました。すんでのところで叫びました、「ああ主なる神よ!イエス・キリストの血で、そいつから守ってください!」ウェインはベッドの上に飛び起きて見つめました。そいつは大きな影のように見えましたが、円を描いて、ベッドの後ろで上がったり下がったりしました。ウェインはベッドから飛び上がって、隣の部屋にすっ飛んで行ってしまいました。
135
それからわたしは、ネリーを家まで送って帰ってきましたが、一人でその部屋に入ることができず・・・代わりに母が、シーツやあらゆるものをふるってみましたが、ベッドには何もいませんでした。それは何だったのでしょう? 彼女から悪魔が出て行ったのです。何が起こったのですか? 彼女が一瞬立ち止まったのです。それです。だから立ち止まっては駄目です!神はあなたの心にみことばを定着させますから、あなたは剣をとって斬って斬って斬りまくるのです。ハレルヤ!「待っている時間はない。渡ろう。座っている暇もない。」
136
エリシャは、「わたしの杖をとって、その子の上に起きなさい。道中、誰かが話しかけても、誰とも話をしてはいけない。もし悪魔が、「ねえ、あなたはこんなふうに感じているでしょう・・・?」なんて言っても、話に乗ってはいけない。ただ進んで行きなさい。」悪魔は言います、「ねえ、誰々を知ってるでしょう。聖霊を受けた時、何だか狂ってしまったみたいだったのを覚えているよね。」話に乗ってはいけません。進み続けなさい。誰々さんのことをあなたは知らないのです。あなたと神の問題です。神だけを心にとめなさい。
137
神はご自分の僕に油を注がれます。(あ、ちょっと急ぎましょう。)神はご自分の僕に油注ぎをされます。(ノートを少し飛ばしますが、これだけは言わせてください。)よく聞きなさい。少女よ、しっかり聞きなさい。わたしたちは、悪魔の戦術を見抜いています。どうやって? 聖書に載っています。預言者やいろいろな人たちの体験談が載っていますからそれを調べるのです。悪魔の戦術はいつも同じです。人々に神のことばを信じなくさせることです。
138
聞きなさい。十字架の兵士らよ!聖書のうちの、ひと言に疑念を抱くなら、持っている武器を失います。それを信じますか? 武器を失って、降参するのです。腰抜けよ、神の武具をフル装着しなさい!アーメン!わたしたちは戦いの中にいるのです。神が言われたことは真理です、人の言うことが嘘でも。ひと言でも耳を貸すなら、その途端に武器を失います。これが悪魔の策略です。イヴはいくつのことに耳を貸しましたか? ひと言です。その途端、彼女は武装解除してしまいました。
悪魔は何をしましたか? 彼女の心を通って、彼女の霊のうちに忍び込んだのです。それで彼女は汚されました。そうですね? 神のことばに疑念を抱いた途端に、武器を失って、その途端に汚されました。さあ、これで悪魔の策略がわかりました。
139
神の兵士は神の武具を身につけるよう命じられています。そうですね? そこのところの聖句を書き留めたいなら、エフェソ6:10-13です。さきに読みました。神の武具をつけるのです。(もうちょっと時間がありますか?)ちょっと戻って、神の武具が何かを確かめましょう。10節から読みます。しっかり聞いてください。
「終わりに言います・・・
140
続けますが・・・今12時20分前です。今日は、長く話すつもりはなかったのですが、夏の宣教旅行に出るまでにもう一つメッセージを・・・141
なぜわたしが、こんなことをしているかわかりますか? それを話しましょう。先日夢を見ました。それを話すつもりはなかったのですが、話した方がいいという思いが頭に浮かびました。
主が解釈を与えてくださったあとで、宣教活動のために大河を渡る夢を見ました。初めはそこに妻もいました。ところで、どれだけの人がジョージ・スミスを知っていますか? 町では「6秒スミス」の名で知られています。彼はアル中で、彼の息子は警察官です。彼はかつてはベストファイターでした。わたしがYMCAに行くようになる前、ボクシングのトレーニングをしてくれたのは、彼でした。とにかくすばしこくて、ウエルター級で、体重は65キロでした。その彼がわたしにトレーニングをしてくれたのです。こんなふうに拳を出してわたしの胃のあたりを打ち、起こして壁側に立たせ、わたしはちっとも構いませんでした。自分がどうなっても気にならなくなるくらい、しごかれましたが、それがトレーニングでした。
142
それで、夢の中に「6秒スミス」が出てきたのです。(これは幻ではなく、夢です。)若者たちが6秒スミスに挑戦し、取っ組み合いが始まりました。わたしが今52才ですから、彼は60才くらいになっていると思いますが、若者の誰一人として、彼に触れることができないのです。彼は若者たちを束にして縛り上げ、床に横たわらせてから、彼らを片手で持ち上げました。わたしは「不思議だ」と思い、横にいる妻に言いました。「これは不思議だ、彼はかつてわたしのトレーナーだったんだよ、メーダ。」「あなたはそう話してくれたことがあるわ。」
わたしは言いました、「そうさ!彼のトレーニングがよかったおかげで、プロの試合に15戦勝つことができて、それからボクシングをやめて、福音宣教の道に入ったんだ!」
143
それから場面が代わり、わたしは大河を渡ろうとしていました。わたしはエンジン搭載の船に乗り、見渡すと、わたしの仲間が二人、カヌーに乗って、わたしと一緒に大河を渡ろうとしているのに気づきました。わたしは言いました、「兄弟よ、君たちには無理だ。わたしは一人で渡らなければならない。」船頭がやってきて、「あなたの船の準備ができました」と、純白のプラスチック・カヌーを見せました。わたしは、「そんなのでは駄目だ。」と言いましたが、
彼は、「こうすれば時速80キロで走れますよ。」と言いました。
「でもわたしはこうやって大河を渡らなければならないんだ。」
「それなら、あの人たちを連れて行きなさい。」
わたしは言いました、「彼らは船頭ではない。彼らは熱心ではあるが、十分な知識がないから、渡りきれなくて落伍するだろう。彼らにはできない。」
彼は言いました、「それならあなたは・・・信頼できますか?」
わたしは言いました、「聞きなさい、わたしは彼らより船のことをよく知っています。わたしだったらあの様な素材の船でこの河を渡ろうとはしません。この河を渡るには、エンジン搭載の船が必要です。カヌーでは無理です。」
144
それから彼は、行ってカヌーに乗っている仲間の一人に話しかけました、「あなたは船頭ですか?」「そうですよ。」彼は答えました。
わたしは、「それは違う」と言いました。
船頭が戻ってきて、わたしにこう言いました、「それじゃあ、こうしましょう。」「彼らはあなたを慕って、あなたを信じている。しかしあなたがこの河をエンジンボートで渡れば、彼らはカヌーに乗ってついて来るでしょう。そうなったら、二人とも死んでしまいます。」
「じゃあ、どうしたらいいでしょう?」
「そこでです。あなたは戻りなさい。あそこに、全国でひとつしかない小さな倉庫があります。唯一の倉庫です。そこに食糧をたくさん貯蓄しなさい。そうすれば、彼らはここにとどまるでしょう。あなたが渡っている間、彼らはここにとどまっているでしょう。まずは食糧を貯蓄することです。」
それで、あらゆる種類のキャベツやカブや大根やらを倉庫に貯め込みました。積んでいるうちに目が覚めました。その時は、夢の意味がわかりませんでしたが、今ではわかります。今は、生きるのに必要な糧を貯める時なのです。この人生は一人で行かなければならないのです。
145
レオ、君が初めてここに来た時、夢の話をしてくれましたよね。覚えていますか? 君がピラミッドに登ろうとしていた夢です。それを聞いてわたしは、「レオ、ピラミッドには誰も自分の体力だけでは登ることができない。神が人を登らせるのだ。」と言いましたね。「君には登って来ることができないから、戻って、みんなに、これが神からのものであることを伝えなさい。わかりますか? 自分の力だけでは達成できないことがあるのです。」ここにいる兄弟姉妹や、この教会が、どれほど素晴らしくても、あるいは、いたるところにいる兄弟姉妹や、教会がどんなに素晴らしくても・・・
146
さて、わたしはほかの教会も遠ざけることができません。「あなたはどうして、三位一体の信望者や、あれやこれや別のや、ワンネスや、ジーザスネームやらの人たちと付き合っているのですか? なぜ意見の違う人たちの相手をするのですか?」彼らはわたしのものなのです。彼らが何をしたか関係なく、わたしのものであり、わたしの生徒です。イスラエルは悪を働いたので、とうとう神はモーゼに、「彼らから離れなさい。わたしは、あなたから新しい民を始める。」と言われました。するとモーゼは、身を投げ出して彼らをかばい、言いました、「彼らを滅ぼす前に、わたしを滅ぼしてください。」
彼らが何をしたにせよ、わたしは彼らのために遣わされました。神は光を、光のあるところではなく、暗闇に遣わされます。そこが光の居場所です。人々の中に入っていって、彼らとともにいなければならないのです。彼らが何をしたかはおかまいなしに。
147
イスラエルはとても悪いことをしました。あまり悪かったので、神の堪忍袋の尾が切れました。しかしモーゼは・・・なぜモーゼはとっさにあのような行動をとったかと、わたしはいつも不思議に思うのですが、しかし、それはモーゼの中におられるキリストの霊でした。わたしたちはみな、悪い者です。キリストは、悪いことをしているわたしたちみなを、かばってくださいました、彼らがどんなに間違っていても、それを理由に交際を断つのはやめましょう。まだ恵みのときが続いているうちに、「蛇のように賢く、鳩のように柔和な心で」彼らの中に入っていって、できる限りあらゆる魂を勝ちとりましょう。
148
こうして話していることは、蓄えの食糧なのです。食糧を蓄えておいて、それによってあなたたちは養われ、楽しむことができます。涼しい部屋でテープを聞きなさい。わたしが遠くに行っても、あなたたちは、これらのメッセージが正しいことを知るでしょう。部屋でしっかり聞きなさい。これが倉庫に蓄える食べ物です。わたしは次の旅がどこなのかわかりませんが、神が導いてくださいます。ただそれに従うだけです。149
さて、パウロはなんと言いましたか? しっかり聞きましょう。「終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。(神の力によって強くなりなさい。)
悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身につけなさい。
私たちの格闘は血肉に対するものではなく、(銃を撃ったり、刀で斬ったりすることではないのです。)主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものなのです。(暗闇の支配者たち)
150
世界を支配しているのは誰ですか? 悪魔です。誰が牛耳って、神を恐れない世の中にしているのか、彼が政府を動かしているのか? 悪魔です。聖書がそう言っています。悪魔が合衆国を支配し、ドイツを支配し、世界中の国を支配しています。神が御国を建てられるまでは、すべての王国を悪魔が支配します。過去の王国もこれからできる王国もすべて。でも、そこにいるすべての人が悪魔に支配されているわけではなく、政府には、神を畏れる人たちもいることは確かです。151
もうすぐここに、アーガンブライト兄弟と一緒にやって来て、写真を見せてくれるロウ兄弟もその一人です。彼は5人の大統領に仕えた外交官でした。(彼は4月の第2週に来るんでしたね。確かネヴィル兄弟がそう知らせました。)彼は素晴らしい人物です。たしか、彼は8ヶ国語が喋れたのですが、聖霊を受けたあと、主と語り合うための言語を知りませんでした。それで主が、彼と語り合うための新しい言語を与えられたので、彼は練習することもなく新しい言語を取得したのでした。
「また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。
ですから、(さあ、兵士たちよ、癒しの祈りを始める前に、このことをしっかり聞いてください。)邪悪な日に際して(まさに今のときのことです。)対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての(部分的ではなく、完全武装するのですよ!)武具を取りなさい。では、しっかりと立ちなさい。(立つのです。わかるますか? 立つために、今まであらゆる努力をしてきました。さあ、立ちなさい。動揺してはいけません。)
腰には(よく聞いて。腰は体の中心部ですね。)真理の帯を締め、(真理とは何ですか? 神のことばです。『あなたのことばは真理です』とあるとおりです。)胸には正義の胸当てを着け、(神のことばをしっかり受けたなら、あなたは正しいことをするのです。)
足には平和の福音をはきなさい。(いつでもどこでもどんな場所にも、福音の靴を履いて行くのです。それから、いいですか!)
これらすべてのものの上に、(すべてのものの上に)信仰の大盾を取りなさい。(信仰は、敵の矢をたたき落とす武具です。)それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。
救いのかぶとをかぶり、(心があるのは頭の中です。だから頭を保護するのです。)また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。」
152
かぶとは何のためにかぶりますか? 防御のためです。かぶとは何でできていますか? 真鍮です。真鍮は鉄より硬いです。真鍮製の何のかぶり物ですか? 救いです。「わたしの癒しは神からのもの、わたしの救いは神からのもの。わたしの霊は神のことばと適合している。」このことを知識として知っているのが救いです。教会の考えではなく、神のことばです。アーメン!救いと解放のかぶとで頭を防御したら、さあ、前進です。これぞ今、必要なことです。153
サタンの軍隊を見ましょう。(急がなければいけませんが、これは飛ばすわけにはいきません。)サタンの軍隊は、病気を持ち込みます。サタンは破壊者ですから。サタンの王国は、病気と死と悲しみと不満と憂慮からできています。一方神は、いのち、信仰、喜び、平安をもたらします。今まさに、この2つの勢力がぶつかろうとしています。この会堂の中でです。彼らは日毎にあなたを交えて戦っています。サタンの勢力は、巨大で威風堂々としていて、聖職者のようなゴリアテを送り込んで、あなたの肝を縮み上がらせようとします。しかし神は、福音であなたの要塞を築き、神の真実のことばで、あなたの腰を強化されます。神に栄光!宣教師よ、これこそ戦いなのです。救いのかぶとをかぶり、信仰の大盾で守り、剣で斬る。「サタン、おまえに戦いを挑む。おまえは科学や文化や組織やあれやこれやの名前によって、戦うが、わたしはイスラエルの神なる主の御名によって戦う!おまえを追っ払う。出て行け!」死さえも逃げていきます。打ち破っていきなさい。そうです。
154
サタンの軍隊は病気をもたらします。対する神の軍隊は、それを追い出す指令を受けています。アーメン!そうです。サタンが投げてくるものを、神の軍隊は追い出します。アーメン!追い出すのです。神が用いる戦法は追い出すことです。サタンは破壊部隊を使って、神のことばに疑念を抱くように仕掛けます。彼は、ミカエルより優美な王国を築こうとして、神によって天から追い出されました。神の戦法は悪魔を追い出し、理性を追い出し、迷信を追い出し、憂慮を追い出し、病気を追い出し、罪を追い出すことです。アーメン!あなたはそれらを超越しています。あなたは、イエス・キリストによってよみがえり、キリストとともに天に座して悪魔を足の下に敷いているのです。もしサタンが頭をもたげても・・・
155
あなたは死んでいるのですよ。あなたのいのちは隠されています。死んでいるとはどういうことですか? あなたの感覚や良心や(「わたしはこうだと思うが・・・」そいうような、人間的は考えのことです)理性やらが機能停止することです。イエス・キリストの名によって、あなたは葬られ、キリストとともに復活しました。キリストがおられるところには、あなたもいるのです。疑う者が天国に行ったとき、どうなりましたか? 神から追い出されました。キリストにあって立ち上がった兵士らに、神は何と言われましたか? 悪魔が来たら、追い出せ、追い出せ!と声をかけられました。
156
イエスが、ご自分の軍隊を鍛えて世の終わりまで下された命令は、「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われる。信じない者は罪に定められる。我が兵士よ、信じる者には、しるしがともなう。新しい言葉を語り、蛇をもうかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば、病人は癒される。」前進せよ、キリストの兵士よ、戦いに向かって
イエスの十字架を掲げながら!
「わたしはキリストとともに十字架につけられている。もはや生きているのはわたしではなく、わたしのうちにおられるキリストである。」みことばが先立って進まれる。神は両刃の剣で道を切り開かれる。
157
グラントがリッチモンドを占拠した時、南部女性がインスピレーションを受けて、グラントが攻め込んだ様子をあのような歌にしたのもわかる気がします。我が目は、主の栄光の来降をとらえた
主は、怒りのぶどうが積まれた酒ぶねを踏まれた
主の恐ろしい剣が素早くきらめき、忠実な雷光を放つ
主の軍団は前進する(アーメン!)
158
どのようにしてグラントはリッチモンドを占拠しましたか? リッビモンドに入場するなりすぐに。アーメン!神の兵士もそのようにして、罪や病気を打ち破るのです。突撃するなりすぐに打ち破るのです。アーメン!それが、疑心や恐れなどに打ち勝つ方法です。敵が首をもたげたら、すぐさま斬り倒して捨てるのです。そうです。天からサタンを追い出したように、神は敵を追い出されます。わたしたちの勇敢な大将が、率先して戦い方を教えてくれます。
159
ロイ・ロバートソン、ファンク兄弟、ここには多くの古参兵がいますが、あなたたちは本物の大将がどんなものかわかっていますよね。以前わたしは、ジェファーソンビルの消防団に入っていました。フォウルの場所で火事が起きたとき、ジェファーソンビルの消防団も駆けつけました。団長が歩き回って「ここに水をかけろ」シュッシュッシュッ(編注:水をかける真似をする)小さなホースで水を撒きました。クラークスビルの消防団も駆けつけて、「ここに水をかけろ」シュッシュッシュッ(編注:水をかける真似をする)とやっているうちにフォウルの建物は焼け落ちました。
160
それからルイビルの消防団が呼ばれ、訓練を受けた消防士たちがサイレンを鳴らして到着しました。現場にいた消防団の団長たちは、「ここに水をかけろ、あっちに水をかけろ」と命令していましたが、彼らは訓練されていない人たちでした。兄弟よ、ルイビルのエンジンが止まった途端、はしごの先端を持って駆けつけたのは誰だったでしょう。団長です。はしごがかけられると真っ先に登っていき、窓を斧で打ち破りました。そして団員に声をかけました、「俺について来い!」それから数分後に鎮火しました。これぞ大将です。「ここに水をかけろ、あっちに水をかけろ。」とは言わず、「俺について来い!」アーメン。大将は率先して行動し、わたしたちに模範を示します。そのときわたしは思いました、「これは訓練された消防団だ。ものの見事に鎮火してしまった。」彼らには何をすべきかわかっている団長がいましたから。
161
兄弟よ、好きなだけ神学を論じているがいい。人が作った教団組織をもてあそんでいるがいい!わたしには、どうすればよいか教えてくれる大将がついている。「ああ、もし匂いがすれば、感じることができれば・・・」くだらない!ルカ4章に大将がどうしたか書いてある。読んでいる時間はありませんが、あとで自分で読んで確かめてください。ルカ4章、1節からです。わたしたちの大将は、決してこんなことを言いませんでした、「さて、おまえに命ずる。行って大きな組織を作りなさい。そして長老や執事を立てなさい。あるいは枢機卿や司祭やあれやこれを立てなさい。」絶対にこのようなことを言われません。
サタンはイエスに言いました、「お腹が空いているだろう。この石をパンに変えたらどうだ。」
イエスは言いました、「聖書にこう書いてある」
「ここに上がって、素晴らしいものを見せよう。」
「しかし、聖書にはこう書いてある。」
「もしおまえが・・・するなら、こうしてあげよう。」
「聖書にこう書いてある。」
162
これが、大将が実行されたことです。姉妹よ、大将はどのようになさいましたか? 聖書に書いてある、「もし彼らが病人に手を置くなら、彼らは癒される」と。聖書に書いてある、「わたしの名によって、彼らは悪魔を追い出す」と。アーメン!聖書に書いてある。これが大将の命令です。聖書に書いてある、「誰でもわたしのことばを聞いて、神がわたしを遣わしたことを信じるなら、永遠のいのちを受ける」と。聖書に書いてある。聖書に書いてある。聖書に書いてある。これが命令であり、これが道であり、真の兵士はこれを守り、これが敵に放つ大砲です。163
ダビデは何をしましたか? ゴリアテに向かって直進しました。ダビデはイスラエルに、どのような戦略を示しましたか? ダビデとは、「愛すべき、救い主」という意味です。彼は、「ここに取るべき方法がある。主のみことばを信じることだ。」と言いました。ゴリアテは近づいて言いました、「教えてやろうか。おまえをこの槍の先でつまみあげて、鳥の餌にしてやる。」
ダビデは言いました、「おまえは、組織を盾として、現代科学を盾として、わたしに立ち向かおうとしている。あるいは、その4メートルもある剣を武器にして、真鍮のかぶとをかぶり、わたしには持ち上げられないような大きな盾で防護してわたしに立ち向かおうとしている。あるいは、熟練兵士として、あらゆる博士号の肩書きを盾にしてわたしに立ち向かおうとしている。しかし、わたしはイスラエルの神なる主の御名によっておまえに立ち向かう。今日、おまえの頭は肩から切り落とされる。」アーメン!
164
チビ助が飛び出して巨人に立ち向かうと、イスラエル軍は後方で怯えて言いました、「ああ、かわいそうなやつだ。」しかしダビデは、自分のいる陣営を知っていたのです。ゴリアテが、「目にものを見せてやろう。」と言って、かかってきました。
ダビデには、イエス(J-e-s-u-s)による信仰(F-a-i-t-h)と5つの石がありました。1つ目の小石が飛んで行きました。聖霊の手の内にあるその小石は、こんなふうにぐるぐると旋回して飛距離を伸ばしていき、ゴリアテを倒しました。このように、戦いが終わったのです。
イエスは言われました、「宣教に出かけて行って、どのようにして悪魔を征服できるか知りたければ、わたしがその方法を教えよう。」これがその方法です。
165
サタンは言いました、「おまえに挑戦する(ゴリアテ);わたしがどんな手を使うか教えてやろう。おまえはお腹を空かしている。おまえは、自分を神の子だと言っているから、挑戦する。もしおまえが神の子なら、これらの石をパンに変えて食べるがいい。お腹が空いているんだろう? もしおまえが神の子なら、そうできるはずだ。」「しかし聖書にこう書いてある、『人はパンによってのみ生きるのではない』」これが大将が戦いに買った方法です。
サタンはイエスを神殿のてっぺんに連れていき、言いました、「もしおまえがここから飛び降りて見るなら、」イエスは言いました、「聖書には、こうも書いてある。」
「聖書には、こうも書いてある、『あなたの主なる神を試みてはいけない。』」彼はご自分を何と読んでいましたか? あなたの主なる神です。「あなたの主なる神を試みてはいけない。」そうです。聖書にはそうも書いてあったのです。
166
イエスはどんな方法を使いましたか? 神のことばによって悪魔を打ち負かしたのです。悪魔の策略は、神のことばを信じさせないことですが、大将の命令は、神のことばを装備し、神のことばで戦うことです。「わたしの名によって、彼らは悪魔を追い出した。」とあるとおりです。167
彼らの大将であるサタンについて言えば、教団の中には、サタンには先割れのひづめと先割れのしっぽがあるなどどいうことを信じさせようとしているところがありますが、そんなこと信じては行けません。サタンはそんなものではないのです。兄弟よ、サタンは巧みなペテン師です。イラストに出てくるようなしっぽやひずめがあるなどと信じては駄目です。彼らはそう言って脅かしているだけのことです。そもそもひずめなどないのです。悪魔は霊ですから。彼は賢い、本当に賢くて、教育を受けてこの世の知恵に長けています。(常にそうでした)それに彼は美しいです。自分の軍隊をこの世の知恵で武装しているので、兄弟よ、彼らに対しては自分の言葉に気をつけなさい。「奇跡の時代は終わった」と言う者に対しては、自分が何を語るのか注意すべきです。168
さて、彼にはひずめなんてありません。彼は神学校を出て、洗練されており、PhdやLLDやQUSDやあらゆる学位を取得していてとても賢いのです。あらゆる限り、賢いのです。それに知恵もあります。なんといっても蛇ですから、あらゆる獣の中で一番ずる賢いのです。髪を綺麗になでつけて、シワひとつないコートを着こなし、とにかくスマートなのです。自分の言葉に気をつけないなら、そのような人物とは戯れないことです。そうです。しかし、わたしたちはサタンの老練な策略を知っています。彼は、神のことばを信じなくさせるのです。彼には先割れのひずめなんかありません。さて、サタンに先割れのひずめがないのなら、彼は別物であるはずです。彼は巧みなペテン師で、知恵もので、教育が高く、組織化されています。
169
聞いて! 昔、スイスにドイツ軍(訳注:オーストリア軍)が攻めてきました。(どこで話を止めていいかわかりません。)彼らはおびただしい軍隊で、まるでレンガの壁のように見えました。洗練された選り抜きの兵士に、前線は2〜3メートルの槍を構えて、哀れ小さなスイスに侵攻してきたのです。かたやスイス軍が持っていた武器は、鎌や棒や石でした。それでも彼らは立ち上がって敵に対抗したのです。丘の向こうには彼らの家がありました。彼らが何をしたわけではありませんでしたが、攻め込まれたのです。170
いったい、この小さな子どもが何をしたというのでしょう。ただの子どもです。サタンはそういう者です。命を奪うことが彼の望みなのです。子どものうちに命を奪えば、望みが叶う率が上がります。スイスは、戦いを望んだわけではありません。彼らはいい人たちで、自分たちの家族を守るためには、戦わざるを得ませんでした。そこにアーノルド・フォン・ウインケルリードという人物が登場しました。彼らは包囲されていました。「どうすればいい?」あたりは訓練を積んだ敵兵士の海でした。サタンというのはこういうやり方をするのです。よく訓練された兵士が、尖った槍を突き出して、いちに、いちにと足並み正しく迫ってきて、小さな軍隊を追いやっていきます。彼らはそれぞれ槍や剣を突き出して前進するだけ、それでスイス軍には終わりが迫っていました。
171
丘の向こうには彼らの家があり、愛する家族がいましたが、女たちは強姦され、娘や子どもたちは殺され、家は焼かれ、食糧や家畜は奪われました。それから何が起こったでしょう?アーノルド・フォン・ウインケルリードという人物が、霊感を受けて立ち上がり言いました、「スイスの人たちよ、今日この日、わたしはスイスのために命を捨てる!」アーメン!「今日この日、わたしはスイスのために命を捨てる!」
「いったい何をするのだ?」
「ただ俺に続いて、力が尽きるまで戦うのだ。」彼は立ち上がって自分の槍を投げ捨てました。(彼の槍といっても、棒のような者でした。)彼は両手をこんなふうに上げて、叫びながら敵に向かって走りました。「自由への道を開け!」力の限り走って、敵の陣中に飛び込み、敵の槍を一身に受け止めました。そして命尽きました。
172
敵の陣中に飛び込む前に、彼は味方に言いました、「向こう側には家があり、妻や幼い子どもがいる。建てたばかりの家だが、彼らを残してわたしは出て行く。家族を愛している。しかし、今日この日に、わたしはスイスのために命を捨てる。」「わたしは国を守るために命を捨てる。」これこそヒーローです。この戦い以降、スイスは戦争を経験していません。この時に、戦いが集結したのです。ひとりの人の英雄的行為により、敵軍は総崩れとなりました。スイス軍は敵の上に石を転がし、敗走させ、国から追い出しました。それ以来、敵が来襲することなく、何百年も経っています。なぜでしょう?173
それは偉大な業績でしたが、兄弟よ、神の民が、無知や迷信や疑いや不満や恐れによって隅に追いやられていたとき、イエス・キリストというお方が言いました、「今日この日に、わたしは人々のために命を捨てる。」そうです。イエスはご自分の軍隊になんと言われましたか?「わたしに続いてきなさい。力の限り戦いなさい。棍棒を持っている者は、恐れずに棒で戦いなさい。杖を持っている者は杖で、石を持っている者は石で戦いなさい。なんでも、手にあるもので戦いなさい。」今日、大将はこのように言われます、「わたしは神のことばで、敵の力を打ち砕いた。」彼はみことばで、敵をボロボロに斬り捨てたのです。(アーメン!)今、あなたが持っているものが何であれ、もし「あなたの主なる神はあなたを癒される。」と、ひと言でもあるのなら、それで敵を斬り捨てなさい。大将に続いて、斬り捨てるのです。そうです。
174
サタンは大帝国を持ち、何もかも新しくて美しいが、そんなことはわたしたちとは関係ありません。そうです。サタンは今でも獣の中で一番狡猾です。そうです。イエスは、この世の子は、神の国の子より賢いと言われました。この二つの勢力がぶつかりあおうとしています。今は、病気が世界に蔓延しています。医学が行き詰まり、あらゆることが行き詰まって、何もなくなるまでは・・・そして神の小さな軍隊は、隅に追いやられています。兄弟よ、今こそ、新たなアーノルド・フォン・ウインケルリードが登場する時です。
175
あらたに、神の人が立ち上がる時です。エリヤが現れる時です。何かが起こる時です。神の軍隊よ、心を引き締めなさい。あなたの感覚に訴えてくる悪魔の囁きに一瞬でも立ち止まってはいけない。心しなさい。神のことばが負けることは決してありません。こんにちのように、敵が洪水のように襲って来るとき、神はどうすると言われましたか? 敵の攻撃に対して、軍力が神の霊によって強化されます。あなたは、その軍力の一部です。そうです!
176
ヤコブ4:7で、(読んでいる時間はありませんが、)悪魔に抵抗しなさいと教えています。すると悪魔は、去るだけでなく、逃げていきます。だかr、あ悪魔に抵抗しなさい。どのようにして抵抗するのですか? 大将が教えたとおりにするのです。つまり、神のことばを受け入れるのです。神のことばを受け入れることが、悪魔に抵抗することになるのです。大将がそう教えてくれました。177
さて、もうすぐ終わりにします。でもその前に、これだけは話しておきます。老練な悪魔は、厚かましい恥知らずです。悪魔は子どもをも攻撃すると思いますか? 彼は何でも攻撃します。イエス・キリストをさえも。悪魔はイエスに、3度激しい攻撃を仕掛けました。知っていましたか? 彼の攻撃は1回限りのものではないのです。サタンはあなたを病気にし、それから次に、こう囁くのです、「奇跡の時代は終わった。あなたは癒されない。仕方ないのだ。」そうですよね?彼はイエスに、3度攻撃を仕掛けました。その3度の激しい攻撃は、イエスに神のことばを信じさせないようにすることでした。イエスはことばです。確かに!でもサタンはそれを信じませんでした。「もしあなたが、もしも、あなたが!」こんな調子で激しい攻撃を仕掛けてきます。「もしあなたが神の子なら、奇跡を起こして見なさい。どうするのか見せてもらいましょう。」兄弟よ、3度の激しい攻撃です。「もしあなたが・・・もしも、あなたが」
178
イエスは神のことばでした。ですから、サタンは神のことばに攻撃を仕掛けたことになります。神に栄光!なんだか、本当に、とってもいい説教ができそうな気がしてきました。イエスはみことばです。「はじめにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。」それから、ことばは人となられ・・・イエスはみことばでした。イエスは何をしましたか? サタンをボロボロに斬りました。イエスはみことばだったので、サタンの激しい攻撃に対してみことばで戦いました。サタンは、疾風怒濤の騎兵のようにイエスに攻撃を仕掛けましたが、イエスはことばによって」彼をバラバラに斬りました。ハレルヤ!みことばによって、サタンをバラバラに切り裂いたのです。179
サタンの仕掛け方がわかりましたか?もうすぐ終わりにしますから、ようく聞いて!サタンの攻撃は? 神のことばを信じなくさせることです。史上最大の戦いが見えてきましたか? 戦いには二つの勢力しかないのです。神とサタンです。サタンの武器は? あなたが持っている武器の威力を信じなくさせることです。そしてあなたを無防備にさせるのです。よく聞いて!あなたが持っている武器の威力を信じなくさせたり、力不足と思わせたりすることに、もしサタンが成功するなら、あなたはもう無防備になっています。(ああ、ネヴィル兄弟。お互い、絶対にそんなことにならないようにしましょうね。)あなたが武器の威力に不信を抱いた途端、サタンはあなたから武器を奪います。武器を失ったら、もう戦いは負けて終わりです。しっかり武器を握りなさい。失ってはなりません!サタンの不信がわかったなら、もう一つ、話したいことがあります。
180
ロシアは・・・ここにいる兵役体験者や、聖書研究者のために言いますが、あなたたちはなんでそうロシアのことで大騒ぎしているのですか? わたしがあなたたちに、防空壕を造れと言ったことがありますか?ロシアは怯えるに値しません。彼らは戦って勝利しないし、世界を征服しません。共産主義は世界を征服しません。いったいどうしてしまったというのです? 神のことばがすたれることがあるでしょうか?聞いてください。世界中でテープを聞く人たち、そしてここにいる人たち。わたしに何が起ころうともこのことを信じてください。ロシアは、共産主義は、何も征服しません。神のことばが間違うことはありません。ローマ主義が世界を支配するのです。
181
ダニエルが見た幻を見てみましょう。これは神のことばです。「おお、ネブカデネザル王は、この黄金の頭で、バビロンのことです。次に起こる王国は銀で、メディアとペルシャ、次はギリシャのアレキサンダー大王、そして続くのがローマです。」そこには共産主義のことが何も書かれていません。ローマが世界を支配するのです。イエス・キリストはローマ帝国の支配下で生まれ、迫害を受けました。イエスが最初に地上に来られたとき、ローマ帝国が支配していました。そしてキリストが再臨される前の今のとき、イエスのメッセージは、あらゆる教団の母であるローマ教団から迫害されています。そして再臨されるとき、イエスはローマ帝国を根こそぎにされるでしょう。ユダヤ人は、メシアが来てローマ帝国を滅ぼすのを待望していました。カトリックを頂点にして、世界中の教団が歩み寄って一つの組織になろうとしています。教会が連盟して組織化しようとしているのです。だからロシアではありません。ローマです。これは、「主が言われる」ことです。
182
聖書のどこに、共産主義が、あるいはローマ以外のものが世界を支配すると書いてありますか? メディアとペルシャはネブカデネザルの後を引き継ぎましたか? 確かに。ギリシャは彼らの後を引き継ぎましたか? はい。その後ローマが引き継ぎましたか? それは10のオスマン勢力に分かれ、現在に至っていますか? アイゼンハワーは、「鉄」を意味し、フルシチョフは「粘土」を意味しますが、彼らがここで会議したとき、あきらかにうち解けた様子を示すために、フルシチョフが靴を脱いでそれで机をトントンと(編注:叩く真似をする)叩きませんでしたか? いったいこんにちの人たちはどうしてしまったのでしょう。183
何に信仰をおくのですか? 神のことばは真理であることを、信じることができないのですか?(わたしは曖昧な言葉を使っていません。)こんにちの宣教師はどうしてしまったのですか? どの宣教師も共産主義と戦わせようとしていますが、共産主義は問題ではありません!悪魔のでっち上げに踊らされているのに気がつかないのです。戦うべきはローマ主義です。教団主義です。ローマは教団の生みの親です。聖書は、彼女が大淫婦で、その娘は神に、みことばに、不貞をはたらくふしだら者と言っています。兵士らよ、みことばを受けて、みことばにとどまりなさい!(神よ、あわれんでください。)わたしはやがて去っていきますが、このことばは廃れません。若者たちよ、このことが、今の時代に怒らなくても、注意していなさい。きっとそうなります。
184
今朝のニュースを聞きましたか? ケネディ大統領が教皇に会うことになって、教皇がなんと言いましたか? 世界中すべての宗教がどうしたと? まあ、そのことは来週の日曜日にとっておきましょう。185
だから、ロシアのことで心配する必要はありません。ロシアは、海辺の小石です。共産主義を恐れる必要はありません。ローマ主義が、教会同士をまとめようとしている動きに注意していなさい。聖書には、共産主義が世界を支配するとは書かれていません。他がどうであれ、わたしは聖書のことばによって進みます。わたしが信じるのはみことばです。世界を支配するのはローマ主義で、それは組織の生みの親です。ローマが起こる前には組織はありませんでした。あらゆる組織はローマから出ていると聖書は言います。彼女はふしたらな娘の母親です。(このことで半日は話すことができますが、先に進まなければなりません。)
186
「あなたは、わたしたちのところに属するべき・・・」、敵から攻撃されたなら、あなたはどうしますか? 妥協しますか? 本当の兵士ならそうしません。それならどうしますか? 聖書が教えていませんか? キリストの心を持つのです。キリストの心とはどのような? みことばにとどまる心です。そうです!みことばにとどまりなさい。父のことばです。そうすれば、常に敵を負かすことができます。187
敵が攻撃を仕掛け、これをしなければならない、あれをしなければならないと言ってきたら、あなたはどうしますか? みことばにとどまりなさい。そうです!それからどうしますか? みことばを武器にとりなさい。みことばとは? さっき読んだ聖書の箇所に書いてあったとおりです。神の霊はみことばです。「救いのかぶとをかぶり、霊の剣を取りなさい。」霊の剣とは? あなたの心を通って入ってくる霊です。そして霊の剣とは神のことばです。聖霊は何を武器に戦いますか? センセーションですか? フィーリングですか? いいえ、みことばです。神に栄光!聖書は何を武器に戦いますか? フィーリングですか? いいえ、みことばです!みことばです!さあ、みんなで言いましょう。みことば!みことば!神のことばこそ、霊の武器です。
神の霊は悪魔に向かって、「聖書にこう書いてある!」と言うのです。アーメン!「聖書にこう書いてある!」と言われたら、悪魔は退くしかありません。
188
何をしますか? 神のことばである剣を手にとります。どんな手に? 信仰の手、力強い信仰の手で、両刃の剣を持ちます。ヘブル書4章に、両刃の剣とあります。突き刺した時も引き抜く時も切れ味を発揮します。兄弟よ、みことばを武器にして・・・霊を武器にして、心を開いて御霊を心に受け入れるのです。「あなたのことばは真理です。」(姉妹よ、このように言うのですよ。)「主よ、あなたのことばは真理です。自分がどう感じるか、人がどう言うか、もうそのようなことに注意を向けません。頭の中のあらゆる通り道から、不満だとか疑念だとか不信仰だとか、あらゆる思いを吹き飛ばします。病気も何もかも吹き飛ばしながら、突き進んでまっすぐ自分の霊に向かいます。
189
おお、主よ、来てください。あなたはわたしに自由意志を与えたと言われました。」「あなたはわたしの子である。」
「わかりました。わたしの心をあなたに解放します。来てください。主、イエスよ。」それから信仰の手で「主がこう言われる。」という霊の剣を掴みなさい。「ハレルヤ!」と叫びなさい。アーメン!それから前にいる敵を斬りまくるのです。そうです。
あらゆる敵を斬りなさい。全部主のことばによって斬り捨てなさい。主の喜びはわたしたちの力です。薄気味悪い霊よ、失せろ!バシン!みことばで叩き斬るのです。
190
相手が悪霊でも、敵でも、病気でもなんてあっても、みことばを使って剣で引き抜くのです。いち度叩いても何も変化がなかったら、もう一度叩きなさい。さらにもう一度、さらにもう一度、穴があくまで叩き続けなさい。ひなが殻を打ち破るように叩くのです。あなたは鷲ですよ。病気の殻の割れ目から姿をのぞかせなさい。殻をぶち破って言うのです、「ハレルヤ、さあ次の相手は誰だ!」アーメン!これぞ戦いです。これぞ、兵士。十字架の兵士はこうして進んでいきます。191
あらゆる敵を打ちのめしなさい。なぜですか? わたしたちが、前もって定められたアブラハムの信仰を継承する人々だからです。アブラハムは、神のことばに反することをことごとく否定しました。直面するあらゆる障害を斬っていきました。「あなたの妻は年を取りすぎている」と言われても、否定して斬り捨てていきました。サタンに、「お前にはこれはできない。あれもできない。」と言われても、
その都度、アブラハムは否定して斬り捨てていき、こう言いました、「主よ、次はどこですか?」
「幕屋をここに移しなさい。」彼は言われたとおり、そこに行って祭壇を築きました。
サタンがそこにやって来ました、「言っておくが、ここはいい場所ではないぞ。」
「わたしは、ここにとどまる。わたしの土地から出ていけ!」ハレルヤ!
ロトがやって来て言いました、「わたしのところにいらっしゃい。楽しいことがたくさんありますよ。町で組織を作ったのです。妻は自由クラブの会長をしています。こちらに移って来なさいな。」
192
サラも言いました、「ねえ、アブラハム・・・」「サラよ、何も言うな!(ハレルヤ!)この場所にとどまるのだ。こここそが、神から与えられた土地なのだから。」
すべての者よ、イエスの御名による力を称賛せよ!
天使らよ、み前にひれ伏せ
王の冠を捧げ、
すべての者の主なるイエスに冠せよ
おお、キリスト。堅固な岩、わが基礎石
ほかは皆、崩れ落ちる砂地
ほかは皆、崩れ落ちる砂地
死さえもが、崩れ落ちる砂地、キリスト以外のものはすべてがそうです。「キリストは堅固な岩。わたしたちはそれに依り頼む・・・」それがアブラハムの信仰を継承する人々です。
193
イギリスの軍隊は先鋭で、王室の人が軍務に就いています。そしてキリストの王国の子孫は聖霊に満たされた教会です。王国の子孫とは? 神の約束によって生まれた者であって、センセーションとは関係ありません。彼らは神のことばを受けて立ち上がり、「ハレルヤ!」と叫びながら、道を開いていきます。死が目前に迫っても、こう言います、「もう準備はできている!」「道を通せ、ヨルダン川よ。わたしは渡っていく。」約束の土地に向かって道を進みます。アーメン!
194
それからどうなりますか? 戦いが終わって、聖徒らが故郷に帰還するのです・・・みなさんに尋ねたいことがあります。ヒットラーがフランスに軍隊を進めたときどうなりましたか? 空という空を飛行機が埋め尽くしていたということです。ドイツ軍は、勝利に酔いしれながら、大地を踏み進んでいきました。しかしロシアからスターリンが、何マイルも続く戦車隊を引き連れてやって来ると、ベルリンは無になるまで爆撃されました。それでおしまいです。ロシアの兵士たちが勝利を祝って、おかしなことをしながら、町に入っていきました。彼らがどんなふうに振舞って入っていったか、ロンドンにいった時に実際の映像を見たことがあります。勝利を祝っての入場です。わたしたちは、終戦のニュースを聞いたとき、叫んだり、歓喜の口笛を吹いたりしましたよね。戦いの英雄たちが帰還したとき、出迎えに行って、大声を出したり叫んだりしましたね。
195
いとこに従軍兵士がいました。彼が戻って来るとき、兵士の中には傷がひどくて起き上がれない人も多くいました。それで祖国上陸が近くなってきたとき、彼らはくるまれて船の高いところに連れて行ってもらい、自由の女神を見たということです。そのとき彼らは、大きな体を揺すって泣き崩れたそうです。4年間も故郷を離れて戦い、戦争の傷を追いました。しかし自由の女神の背後には、妻や恋人や母や父や子どもやあらゆる親しい人たちがいることを知っていたので、泣いたのです。自由の女神は彼らが戦う理由の象徴でした。歓喜の口笛を吹き、叫びながらニューヨーク港に入りました。彼らの英雄たちの帰還です。しかし、それも些細なこととなるでしょう。196
激しい戦いのあとでカエサルが言いました、「一番著しい働きをした勇士をわたしの横に乗せて、この凱旋パレードをしたい。」そこで士官らは、身だしなみを整え、盾を磨き、本物の兵士のようにカエサルの前を行進しました。しばらくして、切り傷のある一人の老兵が現れました。彼が目を上げてこんなふうに進んでいくのを見て、カエサルが呼び止めました。「ちょっと待て。止まってこちらに来なさい。」(老兵は士官らしい服装をしていませんでした。)「どこでその傷を負ったのか?」「戦場であります。」
それを聞いてカエサルは言いました、「ここに登れ。おまえこそ、わたしの隣に乗せたい者だ。」それは、彼が戦地で戦った証拠を持っていたからです。
ああ、イワシの缶詰で手を切っただけで英雄談するものを神が憐れんでくださいますように。わたしは戦って傷を負いたいです。パウロは言いました、「わたしはイエス・キリストの傷をこの身に負っている。」だからわたしも、戦場で戦いたいのです。
197
いつの日かわたしたちの大将がやって来られます。そのお方は、わたしたちに神の武具をまとわせてくださり、聖霊によって神のことばの鋭い武器を与えてくださいます。偉大なる我らが大将がやって来られるとき、わたしも進み出て戦車に乗り込み、彼と共に故郷に帰還したいです。あなたたちもそうしたくないですか? それから、妻と腕を組んで周りを見渡すと、兄弟たちがいて、その妻たちもいて、子どもたちもいて、みんなで神のパラダイスを歩き出し、上方でおびただしい数の天使が祝歌を歌っているのを聞きながら、突き進んでいきます。祝いの話をしながら。戦いが終わったら、冠をかぶることになります。おお、今日ここにいる十字架の戦士たちよ。信仰の武器を鞘から抜き、しっかり握りなさい。
どうですか? 姉妹よ、用意はいいですか? 武器を抜いて言いなさい、「神よ、悪魔がなんと言おうと、もう気にしません。彼がなんと言おうと、構いません。この朝、わたしは信じることを決心しました。わたしは信じます。」
198
先日、ある兄弟が、夢の話をしてくれました。たしか何週間か前の日曜日だったと思います。夢の中で、ちっぽけな老いぼれ悪魔が彼のところに走ってきて、「わっ」と、彼をおどかしました。彼が驚いて飛び上がると、悪魔は大きくなり、また「わっ」とおどかしました。また彼がびっくりして飛び上がると、悪魔はもっと大きくなりました。しまいに悪魔は彼を負かすことができるくらい大きくなりました。その兄弟は、何かを武器にして悪魔と戦わなければならないと悟り、あたりを見回して何か武器になりそうなものを探しましたが見つかりません。そこで彼は聖書をつかみ、悪魔が「わっ」とおどかしたときに、「わっ」とおどかし返しました。すると悪魔はどんどん小さくなっていき、しまいに、みことばで打ち負かされました。
199
姉妹よ、あなたも兵士ですよ。違いますか? みことばをとって言いなさい、「聖書にこう書いてある。(アーメン!)わたしは死なない。わたしは生きる。わたしはこの会堂で、みんなと一緒に神の素晴らしさを賛美するようになる。」聖徒よ、そうなると信じますか? アーメン!さあ、みんなで頭を下げましょう。200
ああ、主なる神よ、天と地を造られた創造主よ。今日この日、あなたが神であることをはっきりお示しください。わたしがどれほど長く語っても、どれだけ多くを語っても、主よ、あなたからのひと言が、すべてを決定します。ここに並べられているハンカチは病気の人々のためのものです。天の父よ、わたしが手を置きますので、これらのハンカチひとつひとつの上にあなたの祝福と力が宿りますように。イエス・キリストの名によって祈ります。あなたの聖なるご臨在によって、これらのハンカチに油を注いでください。聖書に書いてあるので、こうしています。これは反聖書的行為ではありません。はっきり聖書にこう書いてあります。パウロが身につけていた手ぬぐいや前掛けをとって、それで穢れた霊を追い出すことができ、様々な病を癒すことができたと。
わたしたちはパウロではありませんが、あなたは変わることなく神です。そしてあなたは変わることなく聖霊です。わたしはイエス・キリストの名によって、ハンカチの上に手を置きますからどうぞ祝福し、ひとりひとりを癒してください。
201
そして神よ、ここに臥せている美しい少女は、まだ子どもです。彼女はもう生きられないと宣告されています。サタンの仕業です。愛すべき医師は、あらゆる手を尽くしましたが、なす術がなくなってしまいました。もうこれ以上処置のしようがなくなったのです。でも主よ、彼女のために新しい章が書かれているので、わたしは落胆しません。新しいページをめくると、偉大な医師が現れてくださいますから。この偉大なお方にこの朝、診断していただきたい。202
主よ、聖書にこう書いてありませんか? 「信じる者にこれらのしるしが伴う」と。主よ、もしわたしが信じる者でないなら、どうぞ今信じる者にしてください。もしこの少女が信じる者出ないのなら、今信じる者にしてください。「信じる者にはこれらのしるしが伴う。彼らが病人に手を置けば、癒されつ。」また、こうも書いてあります、「わたしの名によって、彼らは悪魔を追い出す」と。主よ、これらはあなたのことばです。あなたの口から出たことばです。あなたのものです。あなたの僕として言います。あなたはこうも言われました、「わたしの名によって二人か三人が集まれば、わたしもそこにともにいる。もしあなたたちが心を一つにして願うなら、それは叶えられる」と。
203
神よ、この子は、今朝この会堂の中にいる人の中で一番重い病人だろうと思います。あなたの助けなしには、もう生きられないでしょう。ですからアブラハムの信仰の直系としてここに立っているわたしたち、あなたの兵士が皆で心を合わせてお願いします。わたしたちはサタンに向かって行進します。サタンよ覚悟した方がいいぞ。わたしたちは武器を磨き、旗をはためかせ、男も女も剣を手にし、この少女のためにお前に向かって行進する。サタンよ、彼女から離れ去れ!生ける神の軍隊として、お前に挑む。イエス・キリストの御名によって、彼女から出て行け!彼女の上に手を置きます。204
サタンよ、お前はこの子を縛って悪さをしてきた。人間の力ではお前に太刀打ちできないことはわかっているが、わが主はお前のかなう相手ではない。だからわたしは、主の御名によって戦いを挑む。彼女から離れろ、悪の霊よ。病の悪霊よ、この子から出て行け。そして今日をさかいに、彼女が自由になることを、イエス・キリストの御名によって宣言する。神なる主よ、死者をよみがえらせ、あなたが神であることを証しされるお方よ、彼女を立ち上がらせ、健康と力をお与えください。今この会堂で立ち上がることができますように。悪魔は彼女から去りました。今度はあなたが彼女に健康をくださることを知っています。彼女が神の栄光と誉を現して生きていきますように。あなたが約束されたことが、いま行われますように。
205
ほかにも病人がいたら、手を上げて言いなさい、「わたしは病気で神の助けを必要としています。祈ってください。」あとどれだけ時間があるかわかりませんが、その人たちのためにひととおり祈る時間はじゅうぶんあると思います。今は確信で満たされています。ビリー、ちょっとこっちに来て、この区画の人たちを呼んでください。まずこの区画から、その次はその後ろからあそこの通路までの区画の人たち。ネヴィル兄弟と奉仕の兄弟、ここに来てわたしの側に立って、彼らが通路に戻れるようにしてください。206
さて、みなさんの中でどれだけの人が武器を身につけましたか? (今ではあなたは別人です。家に帰って達者でいなさい。)アーメン!おお、なんとみんな勇敢な!さあ、兵士らよ、剣を抜け、剣を高く揚げて行進せよ。十字架の戦士らよ、行進せよ!
キリストは堅固な岩、わたしの基礎石
ほかは皆、崩れ落ちる砂地
207
さあ、こちらの側の人たちから進んで来なさい。進んでいる間、みんなで祈りましょう。剣を抜いて、叫びながら進んで。(人々が祈りの列を進んでいく。)前進せよ。キリストの戦士よ、戦に向かってさあ、進め。
キリストの十字架を見つめながら!
手を離せ、サタンよ!どうしたのですか、兵士らよ。サタンを負かすことができないとでも言うのですか? わたしたちはもうすでに勝利者です。キリストのうちにあっては勝利者以上の者です。あらゆる悪魔も何も追い出します。
208
(ブラナム兄弟が病人のための祈りを続けている。)主よ、兄弟を癒してください。
主よ、兄弟を癒してください。イエス・キリストの御名によって
イエス・キリストの御名によって ー
おお神なる主よ、天地の造り主よ、あなたは彼女の心の内をご存知です。彼女のために祈ります。イエス・キリストにあって ー
イエス・キリストの御名によって、あなたに油を注ぎます ー
イエス・キリストの御名によって、 ー
神がともにいてくださいますように、姉妹よ。 ー
イエス・キリストの御名によって、 ー
この少年を祝福してください、 ー
神よ、この兄弟を祝福してください、 ー イエス・キリストの御名によって、 ー
イエス・キリストの御名によって、姉妹を癒してください。
イエス・キリストの御名によって、姉妹を癒してください。
イエス・キリストの御名によって、姉妹を癒してください。
イエス・キリストの御名によって、 ー 癒してください。
イエス・キリストの御名によって、姉妹を癒してください。
イエス・キリストの御名によって、姉妹を癒してください。
イエス・キリストの御名によって、兄弟を癒してください。
イエス・キリストの御名によって、姉妹を癒してください。
イエス・キリストの御名によって、姉妹を癒してください。
イエス・キリストの御名によって、 ー
イエス・キリストの御名によって、健全になりなさい。
209
(さらに病人のための祈りが続くが、ブラナム兄弟の声が周囲に紛れて聞き取ることができない。)(ー の印は不明瞭で聞き取れないことを示す。)ああ、父なる神よ、この兄弟を癒し、健全にしてください。イエス・キリストの御名によって、 ー
神よ、この姉妹を癒し ー
父なる神よ、この兄弟を癒してください、 ー
神よ、彼を祝福してください ー
天の父よ、この兄弟のために祈ります ー
神よ、 ー
神よ、この兄弟を祝福してください、 ー
わたしたちの天なる父よ、ー イエス・キリストの御名によって、彼女を癒してください、 ー 神の気丈な軍隊が剣を持って行進しています。 ー 彼女の心が癌で死ぬ恐れにとらわれて、 ー 医者から匙を投げられたので、 ー 今ここに来ています。彼を強めてください。イエス・キリストの御名によって、アーメン。
210
ここに座っている宣教師には、みんなに聞かせたい証があります。ここに上がって来てくれますか、キッド兄弟。この兄弟は癌の末期で、2年前に病院から家に返されました。医者からは、あと2〜3日の命だと宣告されていました。ある朝早く、彼の家に行って祈ったところ、癌が跡形もなく消えました。兄弟は今、以前にも増して宣教の働きをしています。わたしが生まれる前から、キッド兄弟と姉妹は福音を宣べ伝えて・・・わたしが地上に登場する55年も前から福音宣教の働きをしてきて、今ここにいます。癌が癒されたのは75才くらいの・・・いえ、81才の時でした。(キッド兄弟が、ブラナム兄弟に話す。)え、2週間のリバイバル集会、ちょうど2週間のリバイバル集会で毎晩説教をしてきたところです。81才の時に癌が癒されました。211
さあ、姉妹あなたの番です。信じますか?(ピアノ伴奏にオンワード・クリスチャン・ソルジャーをリクエストする)さあ、姉妹、そして、みんなに尋きます。これから何をしますか? 「主が言われる。」サタンよ、何をいつまでもモタモタしているのか? お前は敗北し、わたしたちは勝利したのだ。約束の土地に向かって前進しましょう。目の前に立ちふさがる山は何だ? 誰が立ちふさいでいるのか? 平らにされるであろう。なぜなら、両刃の剣で、わたしたちは斬りすすんでいくからです。そうです。前進せよ、キリストの戦士よ、戦いに向かって
キリストの十字架を見つめながら
キリストはわれらが主君、率先して敵に向かわれる
(みことばを武器に)
突撃の際、キリストの籏が見事にひらめく
前進せよ、キリストの戦士よ、戦いに向かって
キリストの十字架を見つめながら
212
ハレルヤ!イスラエルが戦いに赴いたとき、最初に何をしましたか? まず最初に歌い手が進みました。それから、契約の箱が続き、そして戦いが始まりました。だから歌いましょう。信じますか? あらゆる疑いを引きずり落として捨て去るのです。しっかりと踏ん張って戦いに赴きましょう。さあ、みんな立ち上がって!前進せよ、キリストの戦士よ、戦いに向かって
キリストの十字架を見つめながら
キリストはわれらが主君、率先して敵に向かわれる
(そうやって、敵をうち負かしますか? みことばの武器を使うのです。)
突撃の際、キリストの籏が見事にひらめく
前進せよ、キリストの戦士よ、戦いに向かって
キリストの十字架を見つめながら
我々は、ひとつの体、けっして分裂しない
希望と教えはひとつ。愛によって一致して・・・
213
信じる者はみな、言いなさい、「アーメン!」ハレルヤ!わたしたちは勝利者であることを信じますか? 敵はどこに行きましたか? 我々の足の下です。わたしたちはすでにキリストによって、生き返ったのです。さあ、姉妹、戦いは終わりましたよ。信じますか? もう家に帰れますよ。気分はいかがですか? 彼女はもう大丈夫と言っています。そうです、もう大丈夫です。みなさんの中でどれだけの人がもう大丈夫になりましたか?彼らが叫ぶと、大壁が崩壊し、彼らは町を占領しました。(アーメン!)町を占領したのです。アーメン!アーメン!信じますか?
214
さて、夕方の集会のことを忘れてはいけませんよ。ネヴィル兄弟がメッセージします。そして次の土曜日、もし主が望まれるなら、わたしはここに来ます。さあ、行きましょう。「オンワード・クリスチャン・ソルジャー」を歌いながら。今日この日を限りに、もうけっして剣を鞘に納めてはいけませんよ。剣を抜いて、勝ち進み、前進するのみです。前進せよ、キリストの戦士よ、戦いに向かって
キリストの十字架を見つめながら
キリストはわれらが主君、率先して敵に向かわれる
突撃の際、キリストの籏が見事にひらめく
前進せよ、キリストの戦士よ、戦いに向かって
キリストの十字架を見つめながら